大学生のiPhoneユーザが少ない4つのワケ【大学生×iPhone第1弾】

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2010年2月7日 記事の公開日時 2:37 am

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大学生のiPhoneユーザが少ない4つのワケ【大学生×iPhone第1弾】
 
 

大学生のiPhoneユーザが、いまいち少ない。

大学2年生である筆者は情報学科ということもあり、周囲にITリテラシーの高い人が平均的に多いにもかかわらず、iPhoneのユーザはあまり見かけない。最近になってユーザは増え始めているが、情報学科でこの普及率なのだから世の大学生はあまり持っていないのだろう。

一方で、日本におけるiPhoneの普及率はうなぎ登りらしい。なんでも、伸び率は世界一なんだとか(ソース:http://moneyzine.jp/article/detail/182317)。台数も300万台を超え、いよいよクリティカルマスに達するか、との見方もある。
しかし、その普及率の担い手の多くはビジネスマンらしい。社会人と接すると、大学生のiPhone普及率が低いことに驚かれることがままある。社会人の普及率に対し、あまりにも普及率に差があるから、驚いてしまうのも無理はない。あるデータでは、全体のユーザに対し20歳前後の割合はたった5%でしかないという数字も出ている。

なぜこんなにも普及率に差があるのだろうか。iPhone歴1ヶ月未満の、普通の大学生である筆者が考察してみた。

今の大学生はケータイに育てられた世代

筆者の世代は、中学校あるいは高校という若い時期からケータイに触れてきた世代だ。筆者自身、ケータイを持つようになったのは中1の頃。周りの友人が持っているものだから、羨ましくなって買ってしまったのだ。こういった伝播によって、高校生になったときにはクラスのほぼ全員がケータイを所持していた。
ケータイで何をするかといえば、やはり友人とのコミュニケーションである。メールでの連絡は頻繁に行っていたし、携帯サイトの利用も一般的だった。当時話題になっていた学校裏サイトや前略プロフィールなどは今でも記憶に新しい。とまぁそんな感じで、僕らはケータイを中心に文化を生み出してきたと言っても過言ではない。もしかしたら、僕らは一番ケータイに慣れ親しんでいる世代なのかもしれない。
そんな僕らが、ケータイに対して愛着を抱いていないわけがない。ケータイは体の一部だと言わんばかりに、”携帯”し続けてきた世代なのだから当然だろう。

そこに、iPhoneが登場したわけだ。当時、「あれっ、普通のケータイじゃなくね?」という印象を受けたのは自分だけではないはずだ。今まで接し、慣れ親しんできたケータイではない。どこか「異端」といった印象を抱いたのだ。
多くの若者は、普通のケータイで十分に満足をしている。「異端」を受け入れてまでスマートフォンという未知の領域に踏み入れようとは思わないのだ。

若いもんはお金が無い!

ケータイへの愛着がiPhoneへの普及に少なからず影響したことは上で述べた。しかし、iPhoneが普及しないことにはもう1つ理由がある。それは、iPhoneが若者にとって高価であることだ。現在は16GBモデルが実質無料で購入できるなど、リーズナブルな方式が用意されているが、やはり普通に購入する場合は5万円ほどの費用が必要になるようだ(モデルによって異なるが)。若者の財布事情にとって、iPhoneの選択が容易ではないことがお分かりだろう。

学生向けの営業がなされて来なかった?

筆者ががiPhoneを購入したのはソフトバンクショップではなく、販売代理店だったのだが、そこの営業の方に「なぜ大学生のiPhoneユーザが少ないのだと思いますか?」と尋ねたことがある。すると、「営業のターゲットは企業がほとんど。大学生とかには営業すらしてないよ。そっちの方が効率がいいからね」というような趣旨の話をしていた。
この人は企業にアポイントを取って、自ら訪問して営業を行っているらしい。企業を回れば大量の顧客を一度に獲得できる、という点で効率がよいのは間違いない。加えて、ビジネスマンにウケている点や、価格帯のことを考えても、企業を中心に営業をしていくのは道理にかなっている。
もちろん顧客が自らiPhoneを買い求めるケースも少なくないが、こうした企業に対する営業によってiPhoneを購入する人が着実に増えていることは事実であり、ビジネスマンのiPhone普及率を高めているひとつの要点ではないだろうか。
こういったビジネスマン向けの営業を続けば、当然大学生などの若年層にiPhoneが出回りにくくなるのは当然だろう。もちろん全てが上の例のようではなく、筆者自身も徐々に若者向けのアプローチがなされてきているのを実感している。

「ワタシ、au/docomoだからiPhoneは無理だな~。」

先に述べたように、若者はケータイ愛が強い。それが作用してるのかは明白ではないが、ケータイのキャリアを変更することにいささか抵抗を感じるようだ。もし変更すればメールアドレスは変わってしまうし、端末も変更しなければならない。かつ、慣れ親しんだau/docomoでなくなるという点で、キャリアの変更はなんとか避けたいのだろう。
ちなみに、筆者はauのケータイとiPhoneの2台を持っているが、普通の若者にとってケータイは一台というのが普通で、「2代目としてiPhoneを持てばいい」という発想がないらしい。金銭的な事情がその裏にあるにせよ、「iPhoneといえどもケータイはケータイでしょ」という認識が見え隠れしているのも見逃せないだろう。

大学生のiPhoneユーザは今後どうなる?

ただ、最近は上にも述べたように価格がリーズナブルになったことから、大学生にも門戸が開かれ、ユーザが徐々に増え始めている。ユーザがユーザを呼んでいけば、十分若者にもiPhoneが浸透していく可能性がある。いやむしろ、値段の壁さえ取り払ってしまえば、大学生のiPhoneユーザは今後増えていくだろう。
なぜiPhoneユーザが増えると言えるか、そこも含めて次回は、大学生がiPhoneを持つメリットについて解説していく。

(文=細野雄紀)

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