所ジョージさんインタビュー「本人曰ク、文化人類学的」連載第6回

2010年4月5日 記事の公開日時 12:22 am

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所ジョージさんインタビュー「本人曰ク、文化人類学的」連載第6回
 
 

「ノーベル文学賞からの手紙」

あ、すごい話をしてやるよ! 僕ね、大江健三郎さんと文通してんだぜ!

●おぉ、すごいですね(笑)。

本当は、こうゆう話を人にしないでとっておく人がカッコいいんだよね。しちゃう人は軽薄。どう?この軽薄な私、カッコ悪いだろ? けど、カッコ悪い事も全て言っちゃうところが、これまたカッコイイっていうね(笑)。
普通は、大江健三郎さんと文通なんてできないじゃん。かたや、こんな野の者とも山の者ともわかんない者で、かたやノーベル文学賞だよ。
しかも、ご近所なんだよ。近所なら文通する必要ないじゃん? 手紙じゃなくても、やり取りもできるくらい。でも、こんな近所なのに、あえて文通してるところが面白い(笑)。

あっちが手間をかけてくれるのがありがたくて、素敵なの。封筒なんかでもここんところ(封筒の中央部)が空いてる封筒あるじゃん、ビニールで。そこに『所ジョージ様』って宛書きがくるように、中で紙を変な折り方してるんだよ。
書いちゃってから、「あ、ここに名前を入れなきゃいけないな」って、思ったりの手間が素敵だろ?(笑)
だから、僕も真似して何でもない封筒に穴あけて、そこにビニールを貼って、手紙のわざと変なところに住所書いて、それをちゃんと穴へ来るように折って入れてる(笑)。

そういうやり取りが面白いんだよ。つまり、手紙の文章のやり取りも面白いけど、その全体像のやり取りも面白いんだよね。
「あーきたか、こうくるぞ」っていうね。
僕はノーベル文学賞とか興味も無いし、わからなかったの。でも、あるキッカケで手紙のやり取りするようになって、それが嬉しかったから、ちょっとした物を送ったんですよ。
そしたら、あちらから「自分から所さんにあげるものがないので、これをどうぞ」って送ってきたのが、ノーベル文学賞を受賞した時のパンフレットみたいな、その(受賞者)本人しか持ってないやつをもらっちゃってさ。「これもらっていいのかな?」とか思ったね(笑)。

→第7回(最終回)へ続く

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