所ジョージさんインタビュー「本人曰ク、文化人類学的」連載第7回(最終回)

2010年4月5日 記事の公開日時 7:35 pm

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所ジョージさんインタビュー「本人曰ク、文化人類学的」連載第7回(最終回)
 
 

「所ジョージ的転回」

●面白いものに出会う為のコツはなんでしょう?

普通は、つまんないとこ行ったら、「俺もつまんないんだ」ってなっちゃうじゃん? だから駄目なんだよ。つまんないとこに行って面白がれる自分がいなきゃいけないの。
もう、「そこは最低につまんないとこでしょ?」って紹介されても、そこ行って楽しめる自分が素敵なんだよ。だから、用意されたところで楽しめるなんてのは、みんなができることなんで、それは自立できてないわけ。
あと、遊びでみんなが勘違いしちゃうのは、遊びは『のりしろ』とか『余裕』があるところが遊びだから。『モト』じゃないんだよ。みんなは『モト』を遊びだと思ってる。

●その『モト』とは何なのですか?

んー、サーフィンをやるとしましょう。たくさんいい波に乗れること、これは遊びじゃなくて、本気だよ。そのへんがモトで、遊びは何かっていうと、そこに行くまでの様とか、まだ乗る前の出来事とか、乗ったあとの出来事とか、その辺のことだよ。
そうすると、サーフボードを持って歩くよりも、亀の甲羅を持って歩くことが遊びなの。「あの人、何やる気なの?」ってね(笑)。
それで、波打ち際で一回シューとやる。なんなら、海も入る。沈むから(笑)。僕はそういうところに食いついてしまうんですよ。
すべてが100%同じとか、立派なものがいいとかじゃないから。出来損ないがよかったりするんだから。完成形が全てじゃないからね。

あと、「なんだって自分は色んな人に負けてんな」とか、「なかなか1位になれないな」って思うでしょ? そんなの思うことはなくて、そのジャンルで1位になんなかったら、他のジャンルにそれを持っていけばいいわけ。
だから例えば、どーしてもいい器を越えられない、そこそこの器があるとするじゃん? そうしたら、今度はその器の真ん中に穴をあけて、そいつを植木鉢にしてやればいいの。植木鉢の中では相当上位だからね(笑)。ちょっとした工夫で上位まで持っていく意識づけはできるんですよ、人は。「ここで負けても、ここでなら俺は凄いな」ってね。
逆に、イチローとか成し遂げた人もたくさんいるでしょ? あの人達にだって、普段は駄目なところがいっぱいある筈だからね。

どーもテレビでピックアップすると、その活躍しているところしか映さないから、全てがそういう人だと思うじゃん? きっと駄目なところもいっぱいあるよ。だから、大したことないの、みんな。

●えーっと、何の話でしたっけ?(笑)

だから、文化人類学的な話だろ(笑)。『遊び』とは何かっていう。
みなさんはまだ20代だから、これから色んな事が起きそうじゃん? 僕は今54歳くらいで、(ビート)たけしさんは62歳ですよ。だけど二人とも、今が一番面白いからね、自分の人生の中で。だから僕が60のときは、「60が一番面白い」って言うだろうし。
つまり、20代で「あぁ、人生は」って思わないほうがいいの。だって、50代、60代も面白いもん。50代で何か見つける事もあるしね。
だから、それまでのことは、意外と小さいことなんだと思う。20代での挫折感なんて、そんなの大したことじゃないよ。

終わり

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