知ってる? 世界の教育事情

2010年5月18日 記事の公開日時 12:39 am

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知ってる? 世界の教育事情
 
 

生まれも育ちも日本! という人の多くは、留学でもしない限り、海外で教育を受ける機会はないだろう。しかし近年はより一層グローバル化が進み、日本にいながら世界中の人たちと繋がりをもてるようになってきた。そして当然、国が違えば人々の考え方も違ってくる。異文化交流をするにあたって語学力は必須ですが、一度、相手がどんな文化の中で育ってきたどんな人なのかを考えることも良いのでは? 今回は文化の中でも『教育』に焦点を当てて紹介をしていこうと思う。

【イギリス】

イギリスの義務教育はプライマリースクールとセカンダリースクールのふたつ。年齢でいうとそれぞれ5~11歳、11~16歳の生徒がそれにあたる。14歳以上になると、必修である国語・数学・科学以外は好きな授業を選択して学べる。なお、セカンダリースクールの生徒は学年終了毎に試験があるそうだ。
また、大学進学を希望する生徒は、義務教育終了時に受けるGCSEという試験で好成績を取ることが必要となる。就職の際にもこの試験結果は重要だ。その後、GCE・Aレベルという2年間の進学希望者コースで2~4科目に絞って勉強する。その過程を終了したらまた試験を受け、その成績で全100大学のうちのどこに行けるかが決まるのだ。
海外の学校というと自由な校風を思い浮かべますが、イギリスの生徒の授業態度はとても真面目で、授業中の飲食は禁止のところが多いようだ。

【オーストラリア】

オーストラリアでは州によって学校の制度が異なっている。義務教育はイヤー1~6までの初等教育、イヤー7~10までがジュニアセカンダリーという中等教育までで、15歳で義務教育は終わりとなる。その後は2年間のシニアセカンダリーに進むか、日本の大学に当たる、3年制の州立のTAFEまたは私立のVETカレッジに進学する。
学期は4学期制で、各学期10週間ほどになっている。各学期の間には2・3週間の休みがあり、留学生は学期初めならいつでも入学が可能だ。1月末~12月中旬が授業期間で、夏休みは6週間ほどが一般的。
意外なのは、公立校も私立校も制服があるということだろう。ただし、制服といっても日本の様なかっちりとしたものではなく、ポロシャツにズボンやスカートといった動きやすいものになっている。また、部活動はなく、塾に通う生徒もいない。放課後はそれぞれが地域のクラブでスポーツを行うのが普通らしい。

【フィンランド】

学校教育といえば、注目はやっぱりフィンランド。『一人ひとりの子ども中心主義で落ちこぼれをつくらない』平等な教育が重視されている。義務教育は7歳~16歳までで、ランチを含めて全て無償となっている。全て公立で男子校女子校といった区別はない。また、9年間の義務教育を終えた時もし本人が学力の不足を感じたら、10年生という形でもう1年間学ぶことができる。
小学校のころから英語での教育が行われ、中学校に当たる学年になると今度は公用語であるスウェーデン語での授業が始まる。学期は2学期制である。
世界一と言われるフィンランドの学力を支えているのは、何と言っても教師たちである。教師になるには原則修士号の取得が必要で、彼らはさらに『教える力』が要求される。容易ではないことだが、このことが教師の社会的地位の向上や教師の質の向上につながっているのである。また、少人数のクラスに複数の教師がつくことで、きめ細かい指導を実現している。

今回は3カ国しか紹介できなかったが、調べてみると面白い発見や意外な事実を知ることができる。教育制度という観点から国々を見るのも面白いものである。皆さんにも、興味のある国や留学を考えている国があったらぜひ調べてみてほしいと思う。

(文=渡辺理佐)

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