(この記事はMAG! 2010春号に掲載されています。詳しくはこちらをご覧下さい。)
人間関係にはちょっぴり意地悪も必要!?
友達、親子、恋人、はたまたただの知り合い。
私達はさまざまな人間関係の中で日々生活を送っている。その中で、最も強い繋がりの一つが「親子」ではないだろうか?
では、今まで深く意識した事は無かったけど、「親子の関係性」ってどうなの? 他とは何か違うの?
ってことで、結婚願望の強いマグ調査員(女子部)が「親子関係」「子離れ」について研究されている、早稲田大学の根ヶ山光一教授にお話を聞いてみた。
「親子関係の中にはポジティブな要素とネガティブな要素が共にあり、どちらも欠かせないのです。」(根ケ山教授)
ネガティブな要素が必要!? ポジティブだけでは駄目なんて少し意外。ここでいう「ネガティブな要素」というのは、「相手を少しだけ怖がらせる行動」のことだという。
ネガティブな要素の一例としては、「子供の泥んこ遊び」がある。
「泥んこ遊び」というのは、泥を媒介として相手に触れることを目的としたものであり、泥を塗られるというのは本来嫌なことだ。しかし、その間柄が親しければ、子供はむしろ喜んだりする。双方に悪意が無く、親密性が高いと、ネガティブな行為がマイナスには働かない。それどころか、二人の絆を確認し合う契機にもなる。
他にも「イナイイナイバァ」や「タカイタカイ」もスリルを楽しむという意味では、ネガティブな行為に含まれるとのこと。
「そもそも人間はダブルメッセージを持つ生物なんです。ちょっとしたスリルや攻撃を楽しむという一面があるし、泥遊びで「汚して欲しい」という感覚も働いている。これは友人や恋人関係にも当てはまりますね。セクシャルなものにもネガティブな要素は見られます。」(同)
なるほど。基本的な親子関係はその他の人間関係にも繋がっていくんですね。
また、このように本来マイナスの要素である行動が色濃くなってくると、それは『子別れ』の始まりのサインなのだという。親が赤ちゃんをくすぐったり食事を食べさせている時、知らず知らず親自身もくすぐったさを感じたり口を開け閉めしてしまったりというように、体が繋がっているような感覚になっている。しかし、子供が自立して行く時期になるとそのような感覚は次第に失われていく。つまり『共感』という感情が減少していくのである…寂しいけど。
まだ見ぬ未来の我が子へ接する時、将来の旦那さん(?)となる恋人と接する時、あなたも「ネガティブな要素」を意識してみれば、新しい人間関係が見えてくるかもね!
(文=平田彩菜)
根ヶ山光一 プロフィール
早稲田大学人間科学部教授。個の自立発達、特に子どもの自律の発達をめぐって、親と子はいかに主導性を分有すべきかを行動学的に研究する。
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細野雄紀 / Yuki Hosono
1 年 前
RT @MagNetPress: 新しい記事を書いたまぐ!: ヒントは泥んこ遊び!? 親子にみる人間関係の秘訣! http://bit.ly/cl21c6