知られざる絵馬のヒミツ!

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2010年7月12日 記事の公開日時 12:58 am

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知られざる絵馬のヒミツ!
 
 

7月に入り、期末試験が近づいてきた。あまり勉強してなくて単位が取れるか心配になっている人も多いだろう。そんな時は神に頼ってみたくもなるものだ。神社やお寺に行って絵馬に願い事を書いてみる人もいるだろう。今日は、そんな絵馬についての秘密を探ってみよう。

絵馬の起源

絵馬の歴史はかなり古く、七世紀ごろの奈良時代にまでさかのぼると言われている。 この時代の日本は農業国であり、水の神や川の神に雨乞いをしていた。奈良時代の続日本紀(しょくにほんぎ)には、神の乗り物と言われていた神馬(しんめ・じんめ)を奉納していたということが記されている。神馬を奉納するのは神の祟りを応和し、罪穢れをぬぐう為であった。 しかし、本物の馬を献上するということはとても困難なことであり、平安時代のころからは代わりに絵馬が使われるようになっていった。江戸時代になると家内安全や商売繁盛といった実利的な願いを祈願する風習がやがて庶民にも広まっていく。今日の庶民が小さな絵馬を奉納する形態は江戸時代から始まったものなのだ。

いろいろな絵馬

日本全国にはいろいろな絵馬があることはご存じだろうか。いくつか例をあげてみよう。千本鳥居で知られる伏見稲荷大社(京都府京都市伏見区)の絵馬は狐の形になっており、狐が描かれている。また、秀吉をまつった豊国神社(同市東山区)の絵馬はひょうたん型をしている。境内の至る所に☆マークがある晴明神社(同市上京区)の絵馬にはやはり☆が描かれている。武田信玄ゆかりの武田神社(山梨県甲府市)や川中島古戦場(長野県長野市)にある八幡社の絵馬には武田信玄と上杉謙信の一騎討ちが描かれている。首都圏には、独特な絵馬がいくつかあり、いざ鎌倉!の銭洗弁財天(神奈川県鎌倉市)の絵馬に源頼朝・北条政子夫妻が描かれている。また、東急世田谷線の駅名にもなっている松陰神社の勝絵馬(東京都世田谷区)には吉田松陰が描かれており、こちらも独特である。なお、最近はプライバシーを保護するために、絵馬に書かれた願い事や住所や氏名など個人情報の部分にステッカーが貼ることができる絵馬もあるのだ。

みなさんも神頼みがしたくなったら近くの神社やお寺に行って絵馬に願い事を書いてみるのもいいだろう。


(文=鈴木雄大)

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