【2010秋号】いくら食べても太らない!? ”やせ大食い”の秘密を追え!

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2010年10月15日 記事の公開日時 6:15 pm

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【2010秋号】いくら食べても太らない!? ”やせ大食い”の秘密を追え!
 
 
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俺の胃は宇宙だ!

MAG!2010秋号-いくら食べても太らない!? ”やせ大食い”の秘密を追え!

最近はあまり見かけなくなった大食い番組。TVタレントの『ギャル曽根』さんをはじめ、大食い自慢の超人達が山のような料理を漫画さながらに平らげていく様は圧巻の一言に尽きる光景だった。ところで、番組を観ていて誰もが疑問に思わなかっただろうか? 「なぜ彼らはあんなに食べていて太らないの? 」 早速、食事大好きなMAG!調査員(中肉中背)は、消化器官系の働きを研究している早稲田大学の三井先生の研究室に飛び込んだ。

「正直なところ、研究レベルではほとんどわかってないというのが実情だと思いますね。」(三井先生)

なんと現代科学でも解き明かせていないとは! 現状は科学論文で証明されている訳ではないので、あくまでも”可能性”の話として、やせ大食いのメカニズムについて考察を伺った。

「ギャル曽根さん個人の話で言えば、彼女はなぜか胃の運動がヒトより少し激しいらしいですね。その上あの食事量なので、食べ物が食べ物に押されてどんどん流されていってしまう。つまり、消化が不充分なうちに、物理的に腸まで送りこんでいるので、吸収もされない。また、通常の人間であれば、ある程度の食事で脳の視床下部が血糖値の上昇を感じて満腹感を得られるのですが、彼女は何故か血糖値が上がらないらしいんですよ。その仕組みもよくわからないんですけどね。」(同)

その他の特徴しては、通常であれば就寝時の人間は体温が抑制されるはずなのだが、ギャル曽根さんの場合は就寝時も熱を発しており、普通の人間よりエネルギー消費が高い可能性が考えられるという。不思議尽くしのやせ大食い、謎は深まるばかり…。
ところで、やせ大食いなどではない、普通の人が太らないようにするには、どのようなことへ気を使えばいいのですか?

「近頃話題になっていることですが、”体内時計”というものが人間の体の中にはあって、それによって脂肪を蓄えやすい時間帯と蓄えにくい時間帯があるんです。簡単に言えば、夜食をすると太る。」(同)

やはり規則正しい生活は大切なよう。また、”長寿”の条件で、現在科学的に証明されている唯一の要因が”太らない”ことだと三井教授は言う。猿を使った実験で、エネルギー摂取を30%抑えた猿は他の個体より長生きすることが証明されているというから驚きだ。

結論として、やせ大食いはまだまだ神秘のベールに包まれていた。いつの日かこの謎が科学的に実証され、いくら食べても太らない魔法の薬が開発されれば、好きなだけ食事を楽しめて、しかも長生きできるのだから言うことなしなんだけどね!

(文=樋口瞬)

三井烈 プロフィール

早稲田大学人間科学部助教。
消化器官系の機能、特に腸の壁内に存在する腸管神経系の働きを研究する。

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