“ニコ厨”大学生が振り返るニコニコ動画初期(前編)

2010年11月13日 記事の公開日時 6:04 pm

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“ニコ厨”大学生が振り返るニコニコ動画初期(前編)
 
 
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話をしよう。

ニコニコ動画をご存知だろうか。今や大学生のコミュニケーションにおける必須アイテムとも言えるこのウェブサービスは2006年12月12日にひっそりと始まった。そのときの模様はこのような感じである。

YouTubeにコメントを被せていた時代

生まれたばかりのニコニコ動画はYouTubeにアップロードされていた動画を勝手に引用してコメントだけ上からかぶせることができるサイトだった。

動画共有サービスが注目され始めて間もない頃、この方法で日本のネットユーザーを沸かしたニコニコ動画に対してYouTubeがいい思いをするわけがなく、突如YouTube側がニコニコ動画からのアクセスを切断。

ニコニコ動画(β)がサービス終了、真相を担当者に聞く
http://ascii.jp/elem/000/000/020/20245/

それまですべての動画をYouTubeに頼っていたニコニコ動画はサービスを停止を余儀無くされ、一時休止状態に。数日後、無事smilevideoを用意して動画を自社でまかなうようになった。その後の活況はご存知のとおりである。

βからγ期へ

当時は今のニコニコ動画とは形がかなり違い、著作権などあったものではなかった。
「音楽、アニメ、映画をアップロードするならニコニコ動画!」とでも言うような立ち位置で、”アングラ”なフィールドを確立。インターネット上のニーズを満たし、着実にユーザは増加していった。

しかし、いよいよ著作権に触れる動画が集中削除され、それまでの勢いは失速。ニコニコ動画は岐路に立たされることになる。

ニコニコ動画がついに失速!著作権侵害動画の削除が響いたか
http://digimaga.net/2008/06/good-bye-niconico-douga-i-was-happy

ニコニコ動画ならではの文化も誕生

そんな渦中の一方、動画にコメントを打てることを利用した”ニコニコ動画ならでは”の文化が誕生し始める。1つは動画中の盛り上がるポイントでコメントを一斉に書き込む「弾幕」である。

有名な例を挙げるとすればレミオロメンの「粉雪」であろう。サビの歌詞に合わせて思い思いの文字色、大きさ、タイミングで「こなああああああああああああああゆきいいいいいいいい」と入力して投稿する。こうしてコメントが動画全体を埋め尽くさんばかりの勢いで書き込まれた状態が弾幕である。

他の代表曲には以下のようなものがある。

「真赤な誓い」

「創聖のアクエリオン」

2つめは「字幕」(空耳)である。その名の通り、”言われてみればその様に聞こえる”空耳を動画の下のテロップの位置に書き込み、それを見て楽しむのである。

代表的なものと言えば「テニスの王子様ミュージカル」(通称テニミュ)がある。”テニミュ”は、役者の微妙な滑舌に空耳字幕をつけることによって07年末から08年にかけて大流行した。

「あいつこそがテニスの王子様」

この他にも「ウマウマ」、「VIP先生」、「ロイツマ」などのどこの国の曲だかわからないような楽曲の空耳も人気である。

「ウマウマ」

「VIP先生」

「Loituma」

(後半は11/18公開予定です。)

(文=鈴木聖司)

鈴木聖司 プロフィール

早稲田大学人間科学部人間情報科学科4年。ネット上の流行りものに食いつく”自称・ネットスイーツ”。最近はTwitterがお気に入りのようで、つい先日行われたwasetterでは堂々の1位を獲得。「人科クラスタ」内において一定の地位を確立している。

Twitter:@sageszk

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