【2011春号】過去とストレスって関係ある!?ストレスに強い自分を作り出せ!!

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2011年7月7日 記事の公開日時 4:00 pm

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【2011春号】過去とストレスって関係ある!?ストレスに強い自分を作り出せ!!
 
 
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こんな今だからこそ…!

現代人の大敵の1つ、うつ病。近年患者数も増加傾向にあり、08年までの10年間で患者数は2.4倍も増加したとされる。そんな現代社会にこれから出て行く私たちは、どうすればストレスに打ち勝つことができるの?疑問に思ったマグ捜査員(胃腸が弱い)は、さっそく明治大学の岡安先生の元を訪ねた。
 
『「現代社会はストレスフルだ」と十把一絡げにするのは少し乱暴だと思いますが、ある所によってはストレスを与えすぎているようなところもあるでしょうね。』(岡安先生)

例えば、成果主義の会社。仕事が上手くいっている時はいいが、上手くいかない時はどうだろうか。常にクビと隣り合わせの状況では安心して仕事ができず、ストレスを感じてしまう人も少なくないのだそう。
 
そもそも、ストレスの捉え方は「コントロール可能か」「予測可能か」という2通りがあるという。
 
『“コントロール不可能性”といって、「こうすればこういう結果になる」と予期して行動しても、予期通りにならない。そういうことが非常に多かったりすると、ストレスの大きな原因になるんですね。もう一つは“予測不可能性”。これから先の見通しができないという状況は、不安な状態を高いレベルでキープしてしまうので、精神的に消耗してしまうんです。』(同)
 
ストレスを軽減するのに音楽を聴いたり、深呼吸をしたりするのは、一時的な対処法にすぎない。本当にストレスの根本を取り除きたければ、「コントロール可能」で「予測可能」な状態にするのが一番なのだ。
 
でも、それってすごく大変なことのような気が…。ストレスを感じている状況の中で頑張れる人ってどんな人?
 
『過去の経験に依存している所が大きいと思います。人間はそんなに複雑なものじゃなくて、やったことあることはできるけれど、やったことないことはできないんです。』(同)
 
小さい時から、失敗しても頑張り続けて成功するという経験を重ねていると、心理学用語で「頑張ることが強化される」という行動パターンを身につけることができるそうだ。逆に自分で頑張らずに、親に代わりにやってもらっていたような人は、すぐに諦めてしまう可能性が高いらしい。また、問題に立ち向かうことも逃げることもでき、人に相談もできる。そういった行動レパートリーをたくさん持っている人はストレスに強いのだとか。
 
親に甘やかされて育って来ちゃったよ、というそこのあなた。ちょっとの勇気と努力しようという気持ちで、行動は変えることができるのだそう。今のうちに、自分の行動レパートリーを増やす努力をしてみてはいかが?
(文=赤津詩織)

岡安孝弘 プロフィール

明治大学文学部心理社会学科教授。
専攻分野は健康心理学、教育臨床心理学。主に中高生のストレスとそのメンタルヘルスについて研究している。

画像出典

満員電車/ iizka5
http://www.flickr.com/photos/hapi3/5509026577/

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