【2011秋号】「内定祝いは海外旅行?」華やかなバブル期の就活とは?

2011年11月4日 記事の公開日時 5:00 pm

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【2011秋号】「内定祝いは海外旅行?」華やかなバブル期の就活とは?
 
 
この記事はMAG! 2011秋号に掲載されています。
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「言いたいことも言えないこんな世の中に、ポイズン」

なんて生きづらい世の中だ。景気は悪いし、就職内定率は下がる一方。こんな世の中じゃ就職なんて…と嘆くマグ捜査員はある時、バブルの頃の就活は「内定者に会社側が海外旅行をプレゼントしたり、お酒を振舞ったり」ということが普通に行われていたという情報を耳にした。「これは面白い!」ということで早速、 東北福祉大学特任教授で採用と就活支援コンサルタントをやっているヒゲ教授こと小澤明人先生(HRC就活プロモーション)に、バブル期と現在の就活について伺ってきた!

 

まず、バブル期の就活とはどのようなものだったのだろうか。

「昔はネット情報なんてなかったから、まず学生は資料請求をする。企業側は欲しい
学生層を絞ってダイレクトメールを送る、そんなところから始まっていたんですよ」(小澤先生)

もちろん選ぶ基準は企業側にある。だから今よりずっと大学のレベルが重視されていたとのこと。
 
また、バブル期の大卒は大手企業志望ばかりだったと小澤先生は言う。

「今と昔じゃ産業構造が違うから。昔は○○グループが全体で一つの大きな会社だ
った。まだ全体に子会社化がされていなかったんだ。だから文字通り皆『大手企業』
に入社していった。けれど、今は本社機能はホールディングス化され様々な分野で会
社の業務が分かれ独立している。核となるいわゆる『大手本社』は本当に限られた採用数しかないんだよ」(同)

 
ところで、内定者に海外旅行をプレゼントしていたという話は本当なのだろうか。

「それは本当だね。内定者の確保は必死だった。自動車メーカーの場合なんか車一
台プレゼントとか…。企業が学生に対して自社をアピールする時には、うちの寮はこんな
にきれいですとか、とにかく“待遇の良さ”を全面に押し出していた。」(同)

 
一方でそのように優遇された人たちは結局途中で自主退職することが多かった。ずっと同じ職場に残っている人はごく少数。そういう人は芯のある人だと小澤先生は語る。
 
それでは、就職氷河期に苦しむ現代の大学生に必要なものは何なのであろうか?

「まず新聞を読むこと!世の中の流れを知らない学生が多すぎる。お薦めは、日本経
済産業新聞。産業ごとにページが分かれているから、今まで自分の知らなかった業種
や会社の情報にも出会える。情報を受け身で“選ぶ”のではなく、積極的に“掴もう”とする姿勢が大事」(同)

 
 
今、企業が求めているのは積極性があって上司に反抗出来るくらいの芯のある「とんがっている」学生なのだそう。(もちろん自分の仕事はちゃんとやる。)とりあえず、昔はよかったのに…なんて愚痴はやめて、まずは新聞を読むことから始めてみよう!

 

(文=印南ちひろ)

小澤明人 プロフィール

東北福祉大学特任教授。
採用コンサルタントとして企業の採用プロモーションに関わる一方全国の大学を回り
「世界一分かりやすい就活授業」を行っている。
著作「ヒゲ教授の辛口就活対策本部」9月発売。
ブログ:http://ameblo.jp/higekyojyu/

 

画像出典
飛行機/ tsukacyi
http://www.flickr.com/photos/tsukacyi/3739466058/

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