【2011秋号】次はいつかわからない!? 今、知っておくべき防災の心得!!

2011年11月1日 記事の公開日時 5:00 pm

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【2011秋号】次はいつかわからない!?  今、知っておくべき防災の心得!!
 
 
この記事はMAG! 2011秋号に掲載されています。
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地震大国日本…

3月11日に起きた東日本大震災…。この地震を通して、災害の恐ろしさを身をもって知った方も多いのではないでしょうか。今後、首都圏でも直下型の大きな地震が起こると言われており、地震大国の日本に住む私たちは、地震に対する準備を日頃からしておいた方が良さそう…。
そこで今回、マグ特捜部では初の試みとして、WEB上で学生から防災についての疑問を大募集! 学生から寄せられた疑問を解決するため、防災管理について詳しい東京大学の大原美保先生の元を訪ねた。

オフィス街などの高層ビルの多い所で地震にあった場合、どのような行動を取るのがよいのでしょうか。

 

「慌てて屋外に出ても、安全ではありません。オフィスビルの窓ガラスが割れて落下する危険性もあります。RC建物※の耐震基準は1981年に新しくなりましたので、それ以降に建てられた築30年以内の建物であれば、比較的耐震性が高く、突然倒壊することは考えにくい。だから、無茶な行動をせずに、周囲を見て周りに従いましょう」(大原先生)

この築30年というのは、家を探す際にも覚えておきたいポイント。いくら家賃が安いからといって、築30年以上の家だと脆弱な可能性大! 実際に阪神淡路大震災のときは、家賃が安いアパートやマンションに住むことの多い20代前半の犠牲者の割合が、若い世代の中では突出して多かったのだそう。
また、災害時に怖いのはデマの存在だ。

 

「デマは昔から災害時に起こるもので、1923年の関東大震災のときもデマが流れてパニックになったりしています。しかし自分である程度の知識や情報を持っていれば、その情報がデマかどうかは判断できると思います。普段から積極的に情報収集をしておいて欲しいですね」(同)

普段から緊急時の情報にアンテナを立てているかどうかが、いざというときの行動や判断に差を生む。もしデマが流れていたとしてもそれを拡散せず、デマの指す現場に行かないなど、常に自分が安全な側に立って行動すれば被害は少ない、と大原先生。
SNSを通した救助要請なども、2010年ハイチ地震で成功した例があるものの、システムはまだ整っていないのだそう。だが、今後期待できるシステムの1つであることは間違いないようだ。

最後に、大学生が日頃から心がけておくべきことについて伺った。

 

「学生はお客様ではなく、大学に所属しているという意識を持って災害時に協力して欲しいと思います。大学にある消火器や非常階段の位置を知っておくだけでも違うので、自分の安全は自分で守れるといいですね」(同)

 

災害に備えるためには、普段から意識しておくことが重要。早速、今から大学内にある消火器や非常階段の位置をチェックしに行こう!

※RC建物:鉄筋コンクリートで作られた建物のこと。

(文=赤津 詩織)

大原美保 プロフィール

東京大学大学院情報学環准教授。専門は総合防災管理工学、都市防災戦略、災害医療支援。

 

画像出典
taigei3f08 / 筑波大学附属図書館
http://www.flickr.com/photos/univtsukuba_lib/5615897112/

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