【2011冬号】食べ放題はどうして儲かるの !? 人気の裏に隠された仕組み!

2011年2月19日 記事の公開日時 6:41 pm

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【2011冬号】食べ放題はどうして儲かるの !? 人気の裏に隠された仕組み!
 
 

元をとることは出来るのか・・?


MAG!2011冬号 - 食べ放題はどうして儲かるの !? 人気の裏に隠された仕組み!


美味しそうなものがたくさん並んでいて、見ているだけで気分が上がる食べ放題。元をとるぞ! と意気込んでついつい食べ過ぎてしまう人も多いのではないだろうか? ただ、みんなあんなに食べているのに、食べ放題業界が儲かっているのはなぜ…? ということで、疑問に思ったマグ捜査員(趣味:食べ放題)は、フードビジネスに詳しい西武文理大学の松坂健教授にお話しを伺ってきた。

ズバリ、食べ放題業界はどうやって儲けてる?

「みんなが原価の高いものばかり食べたら困るけど、お客さんは他の物も食べたくなる。お店には原価の低い炭水化物などもおいてあるわけで、それらを平均すれば利益が得られるようになっているんです。」(松坂教授)

例えば、お客さんがローストビーフばかりを食べていたら店側は採算が合わなくなるわけだが、お客さんはライスやその他の料理にも手をのばすので、そこで採算が合うようになっているというわけだ。
その他にも「一人当たりの単価が高い」・「人間には食べられる量に限界がある」・「ウエイターなどの人件費が比較的低く済む」・「並べる料理を変えることが出来る」といった理由があるよう。

ところで食べ放題というと、ファミリーレストランなどにある、サラダバーやドリンクバーはどうなのだろう。

「サラダバーは原価率が高いですね。というのも、鮮度が大切で日持ちしないので、コントロールが難しいのです。逆にドリンクバーは、すごく原価が安いですよ。全部ポストミックスと言って、お店の機械の中で原液に水や炭酸水を混ぜているんです。」(同)

ドリンクバーのドリンクは原液と水・炭酸水が工場でまぜられて瓶詰めや缶詰になっているプレミックスではないので、圧倒的に安くなるのです。缶詰や瓶詰を使っていたら、飲み放題なんて、とてもできません。サラダバーは原価率が高いものの、しっかりと提供出来れば、女性のハートをキャッチできて強いのではないか、と松坂教授。

今後のサラダバー業界に期待!

最後に、食べ放題がこれほど人気なのはなぜ?

「現代の外食産業は、安くたくさん食べたいという気分や、高くても珍しいものや高級なものが食べたいなどの気分で選ぶことが出来るという、豊かな状態にあります。そのため、お客さんの欲求とお店側が提供するメニューの種類や価格がうまく合致している、というところに人気の秘密があると思いますね。」(同)

食べ放題にも色々なニーズがあるもの。もし、私たちが食べ放題で元を取りたいと思うなら、原価の高いお肉やサラダでお腹を満たすといいのかも! それはともかく、その日の気分にピッタリなお店をチョイスして、美味しいお料理をお腹いっぱい頂こう!

(文=館農奈津帆)

松坂 健 プロフィール
西武文理大学 サービス経営学部教授。
ホスピタリティ概論(旧:ホスピタリティ・サービス概論) ・ フードビジネス論 ・ 旅館経営論を担当。

画像出典
Morning Buffet at Crowne Plaza Hotel Gurgaon by kawanet
http://www.flickr.com/photos/u-suke/3176846006/

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