無料のケータイが出る日も近い!? 携帯電話の未来を追え!

2011年2月3日 記事の公開日時 6:58 pm

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無料のケータイが出る日も近い!? 携帯電話の未来を追え!
 
 
この記事はMAG! 2011冬号に掲載されています。
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情報弱者なんて呼ばないで

MAG!2011冬号 - 携帯電話の未来を追え!

ガラパゴスケータイ(通称ガラケー)なんて上手い名称、どこの誰が考えたんだろう。iPhoneを始めとするスマートフォンが当たり前になった昨今、ガラパゴス諸島の動物よろしく独自の進化を遂げた既存のガラケーは、衰退を余儀なくされている。これからのケータイ業界はどうなってしまうのか? 流れに乗って早速最近ガラケーからスマートフォンに変えたマグ捜査員は、慶応義塾大学環境情報学部の武藤先生のもとへ向かった。

「なぜ日本の携帯がガラパゴス化したかというと、非関税障壁で日本独自の通信方式を採用していたから。赤外線通信など日本独自の機能もありましたが、今はいろんな通信機器があるから需要は減って、結果ガラケーはスマートフォンに急速に吸収されるでしょう。」(武藤先生)

非関税障壁とは関税以外の条件で外国の製品を輸入させないようにすること。もともと日本では自国の産業を守るためにわざと外国の携帯端末が介入しないようにしていたのだが、iPhoneが発売されたことを機にグローバルな風潮になった。となるとオシャレで便利なスマートフォンが台頭してくるのは、必然であったのかもしれない。

更に武藤先生はこう続ける。
 
「近い未来にパソコンも無くなるんじゃない。プログラミングとかやる人なら別だけど、普通の人なら必要ないでしょう。今のスマートフォンだって4,5年前のパソコンのCPUと同じぐらいの性能を持ってるんですよ。」(同)

なんと私たちが今使っているパソコンでさえいらなくなってしまうとは!
文明の進歩の早さを痛感していると、武藤先生からさらに衝撃の発言が。

「むしろあと2、3年で無料のスマートフォンが出てくるかもよ。通話とか拡充アプリはお金取られるかもしれないけど、それ以外は全部タダっていうのが。その代わり常に画面に広告が表示されている。広告費で賄えれば通信料はいらないからね。これ、結構すごいこと喋ってるよ(笑)。」(同)

無料のスマートフォンや、PCがない世界…。今の私たちには想像できなくとも、実は近い未来に実現するのかもしれない。時代遅れと揶揄されるガラケーのみならず、従来のビジネスモデルで動くスマートフォンすら取り残される日が来ようとは…
いくらガラケーと馬鹿にされても、単純機能のみを求める人もいることからガラケーがなくなることはない。流行に流されたり、情報弱者なんて言葉を鵜呑みにせずに、自分が本当に便利だと思うケータイを探してみてはいかがだろうか?

(文=印南ちひろ)

武藤佳恭 プロフィール

慶応義塾大学環境情報学部教授。
ニューラルコンピューティング、電子おもちゃ、セキュリティを専門とする。
昔懐かしゲームボーイに付いていた「ポケットカメラ」の発明者。

画像出典
cell phone / samantha celera
http://www.flickr.com/photos/scelera/2215069210/

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