【2011冬号】お酒を飲むと記憶がなくなるのはなぜ!? 私とお酒の上手な付き合い方!

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2011年2月1日 記事の公開日時 6:08 pm

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【2011冬号】お酒を飲むと記憶がなくなるのはなぜ!?  私とお酒の上手な付き合い方!
 
 
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あの日の記憶は何処へ…?

MAG!2011冬号 - 私とお酒の上手な付き合い方!

2011年。去年の反省と今年の抱負で、「お酒を飲んで記憶をなくさない」という人はどれくらいいるだろう。少なくとも、筆者の周りにはその抱負を立ててほしい人がチラホラと…。
ということで、周りに迷惑な人間は多いものの、自分は「飲み会でつぶれたことがありません(キリッ」というマグ捜査員が、どうしてお酒を飲むと記憶がなくなるのか、武蔵野大学の阿部和穂教授にお話を伺ってきた。

「お酒の主成分であるエタノールというアルコールは麻酔薬みたいなもので、お酒を飲むと段階的に脳に麻酔がかかっていきます。ある程度飲んでフラフラしてきたなっていう段階になると、記憶を司る海馬が麻痺されて働きが止まり、見たり聞いたりしたことが頭に入って来ても残らないんですね。」(阿部教授)

最初から頭に残っていないということは、いくら時間をかけて思い出そうとしても思い出せるはずがない。翌日惚け顔で「何があった?」と聞くのも当然…。

では、記憶をなくさないためにはどうしたらいいのだろうか。

「いろいろな食べ物やドリンク剤などが肝臓の機能を強化して悪酔いを防ぐと言われていますが、確固たる科学的証拠があるわけではないので、あまり当てにしない方がよいでしょう」(同)

例えば、パエリアなどに含まれるサフランを食べると良いという話もあるが、それも何十キロという量を食べなければ意味がないらしい。

「一番良いのは、自分で飲むペースを知っておくということです。」(同)

やはり同じ量のお酒でも、おつまみを食べながら飲んだ場合とひたすら飲み続けた場合とでは、全く酔い方が異なるという。後者はアルコールの濃度が急上昇するため、一瞬で脳が麻痺してしまうのだとか。また、自分のペースを知っておけば、長くお酒を楽しめるというメリットもある。

ところで、悪酔いをする人に限って、「飲む回数を重ねるほど肝臓が強くなって、お酒に強くなるんだぜ!」と言ってるんですがそれは本当なんでしょうか?

「実際はそんなことはないです。お酒の飲み方が上手になるだけですね。若い時は色んな失敗をしてしまうでしょうが、そこから学習をしてスマートな大人になればいいんですよ」(同)

というわけで、学生のみなさん、今のうちは多少の失敗なら気にすることはありません(笑)。でも、お酒の飲み方によっては命に係わる危険性もあるので要注意。もちろん、お酒は二十歳になってからだぞ☆

(文=赤津詩織)

阿部和穂 プロフィール

武蔵野大学薬学部教授。
脳と記憶の関係が専門。
認知症の治療薬の開発研究に取り組んでいる。

画像出典
Room 11 Drinks / Mr. T in DC
http://www.flickr.com/photos/mr_t_in_dc/3980633974/

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