【2011春号】アイドルが日本経済を立て直す!? AKB48から学ぶ経済効果の出し方!

2011年6月26日 記事の公開日時 4:00 pm

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【2011春号】アイドルが日本経済を立て直す!? AKB48から学ぶ経済効果の出し方!
 
 
この記事はMAG! 2011春号に掲載されています。
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不況の救世主、AKB!

暗く底冷えのする日本経済に射しこむ、一筋の光なのか。今をときめくハイパーアイドルグループ、AKB48。オリコンチャートの上位を軒並み独占し、雑誌の表紙でAKBのメンバーを見ないことはない超絶な人気ぶ り。一方で1枚のCDにつき数種類の限定盤を出し、生写真やイベント参加券などを封入しファンに大量購入させる「AKB商法」は時に非難の的になること も。 しかしどんな方法で弾き出された売上であれ、一説に200億円とも言われる経済効果は日本経済にとってプラスなのでは…?けどそもそも経済効果ってどうやって算出してるの…? AKBのことを考えていたはずが、ふとそんな疑問に辿り着いたマグ捜査員(まゆゆ好き)は早速、『AKB48の経済学』著者であり上武大学教授の田中秀臣先生にお話を伺ってきた。

 

「経済効果の出し方には2つあって、1つは単純にCDの売上や公演料の足し算。もう1つは、公演料から派生したもろもろの波及効果まで調べる方法です」(田中先生)

AKBが公演をすると、ファンが劇場へ行くのに電車賃を払い、それが電車の運転手の給料になり、運転手は給料でモノを買い…と色々なところでお金が発生する。その手から手に渡るお金を全て足したものが経済効果となるのだ。 ただし、この算出方法には弱点があると田中先生は話す。

「個人の経済規模は一定だから、AKBのCDを一枚買うとしたらその分の食費や生活費を削らなきゃいけない。つまり、世の中のお金を増やさない限り日本の経済規模は膨らまないのです」(同)

経済効果が200億円とはいってもそれはAKBから派生した利益に限った話で、日本経済全体を見ればプラスマイナスゼロなのだ。 ならばAKBが経済を立て直すことは不可能?

「外国人が日本のモノに対してお金を出せば、日本の経済とは関係なく純利益が出ます。GDPには直接貢献しなくても、AKBが海外に出てものすごく活躍すれば景気 はよくなるかもしれません。実際去年AKBは海外公演もやりましたし、プロデューサーの秋元康氏が台湾48を作る計画もあるようです」(同)

 

今やサブカルチャーの海外進出は日本経済を担おうとする勢い。そう考えれば、会いに行けるアイドルに会えなくなっても、僕らは永遠の桜の木になってずっとここで待ってるよ…。AKB48が日本の未来を明るくしてくれることを願いつつね!

(文=印南ちひろ)

田中秀臣教授 プロフィール

上武大学ビジネス情報学部教授。専門は経済思想史、日本経済論。
Twitter:@hidetomitanaka
 

画像出典
Economics / markwainwright
http://www.flickr.com/photos/m-a-r-k/3528237255/

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