【2011春号】そろそろ本気をだすときが来たようだ!? ホントはすごい自転車の底力!

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2011年6月27日 記事の公開日時 4:30 pm

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【2011春号】そろそろ本気をだすときが来たようだ!? ホントはすごい自転車の底力!
 
 
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人力移動最速!

街中で自由に往来し、駅前では溢れんばかりに駐輪されている自転車。
日本では「ママチャリ」という言葉がよく知られているように、移動手段としての側面が強い。だが、海外に出れば話が違う。ヨーロッパではロードレースが世間の注目を集めており、自転車は今最高にかっこいい乗り物なのだ! そんな自転車の知られざる底力を探るため、マグ捜査員(自転車通学20分)が日本大学自転車部、井上由大監督のお話を伺ってきた。

 

まず、自転車ってどれくらいスピードが出るもの?

「最高速度はポルシェの後ろ側について時速200何キロっていうのがある。空気抵抗がないとそれだけスピードが出せるんだね。」(井上監督)

200キロといえばおよそ新幹線の通常速度。空気抵抗さえなければ高速鉄道にも匹敵できるというのだから驚きだ。

そんな自転車は1日でどこまで行けるのだろう?

「大学生レベルの練習では1日で最大200キロくらい走るよ。プロはレースそのもので260キロとかあるから。日本の場合だとそこまで長いレースはないけど」(同)

東京から大阪まで約400キロだから、自転車部の練習に参加すると2日で大阪まで旅行したのと同じ距離を走ったことになる。

しかし、日本でそこまで長いレースがないのは何故だろうか。

「ヨーロッパと日本では自転車競技の認識度が違うからね。向こうはもうそれが生活の一部みたいになってる。毎週毎週レースがあって年間で何百レースもあるから。日本の場合はそこまでレースが無いんだよね」(同)

日本とヨーロッパでは、ロードレースのコース作りからして事情が大きく異なっている。日本ではコースになる道路の車を全て除こうとするため、コースを確保することができず、結局周回コースになってしまう。しかしヨーロッパの場合、ゴール勝負手前でも平気で道路に車が止めてあり、レースが終わればすぐに道路の規制が解除される。自転車競技が民間に深く浸透しているため、道路の規制もゆるやかで手際よくコースを確保できるのだ。

そして、日本の自転車事情に関してもう1つ気になってることがあると井上監督は言う。

「今、日本では自転車の事故がものすごく増えている。特に競技用自転車を真似て作った性能の良い自転車の重大事故が…。だから、最低限前をよく見る。それでウォークマンを着けない。そういうマナーを守ってもらわないと日本の自転車競技に未来はない」(同)

実際、自転車競技連盟でもベルと反射灯を付け、保険に入ることを義務付けているとのこと。

 

自転車は人力で走れる最速の乗り物といっても過言ではない。だからこそ、マナーを守って乗らないと重大な事故につながる恐れがあるのだ。さてウォークマンを外して、たまにはサイクリングにでも行って来ようかな。

(文=樋口瞬)

井上由大監督 プロフィール

日本大学自転車部監督。日本大学自転車部は現在、全日本大学対抗選手権大会総合28年連続優勝中である。

 

画像出典
Bicycle boulevard 1 / Payton Chung
http://www.flickr.com/photos/paytonc/1322594444/

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