話題のメイク動画で人気を博すササキアサヒの素顔に迫る

2012年4月19日 記事の公開日時 12:00 pm

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話題のメイク動画で人気を博すササキアサヒの素顔に迫る
 
 

読者の皆さんは佐々木あさひさんをご存知だろうか。今、YouTube で話題のメイクアップパフォーマーである。
佐々木さんは、すっぴんからアーティスティックなメイクアップに変身するまでの過程にダンスパフォーマンスを取り入れてYouTube にsasakiasahi としてアップロードしている。また、先日発売されたMONKEY MAJIK さんのアルバムジャケットにも起用されている。今回、マグ捜査員はその佐々木あさひさんへインタビューを行なった。

 

ーまず、どのような経緯でメイクアップを始めて、YouTube でアップロードしていこうと思ったのか、お聞かせいただけますか?
佐々木さん:メイクアップパフォーマーと勝手に言っていますが、自分磨きとしてポールダンスを始め、そのうち香港など海外のクラブでもショーガールとして躍る機会があり、そのときにメイクや衣装を全部自分で作っていました。
同じ時期にYouTube に仲間とショートフィルムをアップし始めましたが、あまり再生回数は伸びなかったんですね。そこで、認知されるため、メイクの研究のため見ていたYouTube の海外のメイク動画を自分でも始めてみました。自分でダンスのために考えたメイクや、手作りの衣装も、せっかくだから利用したのが今のスタイルのきっかけです。

 

ーすごい派手な普段しないようなお化粧や普段でもできるメイクなど、いろんなパターンのメイク動画がありますが、きっかけは舞台用の化粧だったんですね?
佐々木さん:そうですね。自分がメイクを覚えるようになったのはYouTube なんですが、YouTube で見つけた海外のメイク動画は、すごく派手なものもあり参考になりました。

 

ーYouTube でアップしてきたメイク動画の中で一番反響が大きかった動画はどのようなものでしょうか?
佐々木さん:メイク動画のアップをYouTube で始めて、もう4年近くになりますが、一番反響があったのは、海外のファンからリクエストが多かった“ガングロメイク”ですね。視聴回数も53 万回くらいまで伸びています。

ー自分であげた動画の中でこれが一番好きというのはありますか?
佐々木さん:造花を目の周りに付ける動画ですね。他の動画にはないオリジナルな点も気に入っています。海外のファンも真似して、今でも写真や動画を送ってくれます。真似してもらえるとすごく嬉しいですね。

 

ー日本と海外の視聴者の割合はどれくらいですか?
佐々木さん:海外から見られる視聴者の割合は7割です。海外の視聴者の内訳は1.アメリカ、2.カナダ、3.イギリス、4.タイ、5.ドイツなど、各国で見られています。年齢層では10代、20 代の女の子が7割近くいて、日本では、若い10代の子から30代、40代と幅広い層の女性から男性にも視聴されています。
海外ではメイク動画がたくさんYouTube にアップされています。文化の違いもありますが、海外の雑誌は大女優やセレブを扱うことが多く、日本の雑誌のように読者がモデルになることも少ないようです。そういう環境だからこそ、個人がファッションやメイクの発信をするとき、YouTube が活用されているのかなと思います。

 

ー将来的にはsasakiasahi プロデュースの商品のお話などありますか?
佐々木さん:まだありませんね。でも、“みんなのメイク”というメイク動画の専用サイトで、メイク動画を盛り上げていこうという動きはあります。そこでメイク動画を始めている人にどうしたら上手に撮影できるかなどお話していく予定です。

 

ー次にアップしたいメイクのテーマはありますか?
佐々木さん:ちょうど今週からディズニーのシンデレラの動画をアップしています。プリンセス系はシリーズ化していきたいですね。プリンセスは見てるだけでも楽しいので。
あとはもちろん視聴者も簡単にできるようなナチュラルメイクもアップしていきたいです。

ーメイク動画を撮影するのにどれくらい時間がかかりますか?
佐々木さん:メイクを撮るだけなら大体一時間でできますが、編集や選曲で三時間ほどかかります。動画撮影は、メイクの練習などせずにまず撮影から始めます。後から編集でごまかすこともありますけど(笑)。ただ、連続して作業もできないので、一日かかることもあります。

ーテーマや動画の流れまでどのようにアイディアが生まれるのですか?
佐々木さん:一年の間にいつでも視聴してもらえる内容をと考えて、プリンセスシリーズを始めました。また、その時流行ってるLady GAGA や新作の映画が始まるタイミングで、そのヒロインのメイク動画を作ることもあります。

 

ー以前はどのようなお仕事をされていたんですか?
佐々木さん:高校を卒業して歯科衛生士の学校を卒業したあと、電気屋さんで働いたり、仲居として働いたりといろんな仕事をしました。
電気屋さんで働いたのはパソコンを覚えるためで、当時は、パソコンでGoogle で検索もできなかったので、電気屋さんに勤めて電子機器関係をどんどん覚えていきました。次はせっかく日本人なので着付けを覚えたくて仲居として働いたりと、そのときに自分が必要だと思うことを仕事にしていました。だからこそいつも楽しく仕事ができたのかもしれません。

ーYouTube に動画をアップし、その動画に広告が表示されることにより、広告収入が入るというお話を聞いたんですけれども、大体それでどれくらい生活をされているんですか?
佐々木さん:まだまだです。自分でも、メイクアップアーティストというほどでもないなというので、メイクアップパフォーマーと呼んでいるのが現状です。でも、自分で楽しみながら動画をアップして収入を得られるのは、結婚して子どもを産んでからもできるので、将来を考えてもいい選択をしたなと思っています。

ーYouTube によってグローバルに動画が見られることで、世界中の人と交流もあったのですか?
佐々木さん:メイク動画をアップし始めてからも世界中からコメントをもらいました。特に、去年の3 月11 日の震災以降、私も何か自分のYouTube チャンネルを登録してくれている人に伝えたいと考えて、義援金を呼びかける動画を作りました。
しかも多くの国の人に観てもらいたかったので、自分のYouTube の動画を通じて、翻訳を教えてくださいと呼びかけると、中国語、英語、フランス語など、さまざまな翻訳が返ってきて、その訳を私の顔が隠れるくらい動画に貼りました。その動画を観て「大人◯人子ども◯人までならうちに来ていいから、もし来れるようなら連絡ください」というコメントや、アメリカ軍で援助のために来日した人のお母さんから「うちの息子が今東北に言ってるからあなたもがんばってね」などコメントをもらったのが、初めて世界を近くに感じた瞬間です。

ー他にもYouTube を通じて、何か現実的なつながりが生まれたということはありますか?
佐々木さん:英語が苦手だった頃、動画につける翻訳を海外在住の日本人の方にYouTube を通じてお願いするようになり、その彼女が帰国した際に、メイク動画でコラボレーションしました。
YouTube を始めていなければ、世界の人にメッセージを届けたいと思うこともなかったと思います。グローバルな環境を提供してくれたYouTube には感謝しています。

 

ーでは、最後に学生へのメッセージを一言お願いします。
佐々木さん:今私がYouTube に好きなメイク動画をアップしながら収入を得られることは、ありがたい環境だと思います。もしかしたら、社会人になり、自分が本当にやりたい仕事ではないと思いながら働いている人はいるかもしれない。でも、何かしら自分が楽しいと思う事を見つけて楽しんでもらいたいです。今の私はYouTube に動画をアップすることを楽しんでいますし、将来、50代になってもメイク動画をアップしていくつもりです。過去の動画が残っているので、そのときの若い子たちが私の20代のメイク動画を楽しみ、同世代が50代の私のメイク動画を参考にしてもらうなんて、YouTube に自分の歴史が作れるのもやりがいのひとつですね。

 

今回、佐々木あさひさんへインタビューで、YouTube で世界中の視聴者に自分の好きなことを発信し、そこから新しい出会いや発見があることを知った。皆さんも佐々木さんのように何か一つでも自分の好きなことを全力でやってみて如何だろうか?人間やってみなければわからないことはたくさんあるはず。未来は誰にもわからない。その中で後悔のない人生を生きることが、今の時代だからこそ必要なことなのではないだろうか?

YouTube への動画アップで広告収入が…!?

みなさんはYouTube パートナープログラムをご存知だろうか?オリジナルコンテンツの動画をYouTube にアップし、広告収益の一部を得られるプログラムのことである。詳細はHP へ。
YouTube パートナープログラムーhttp://www.youtube.com/yt/creators/ja/partner.html

文=立花美紀

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