【2012春号】オリンピックの知られざる真実!?オリンピックの理念と経営状況はどうなっているの?

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2012年7月15日 記事の公開日時 7:30 pm

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【2012春号】オリンピックの知られざる真実!?オリンピックの理念と経営状況はどうなっているの?
 
 

この記事はMAG! 2012春号に掲載されています。
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世界一を決めるだけではないし、慈善事業でもない!!

オリンピック。それは「世界中から強者が集まって世界一を決める大会だ」とあなたは思っていないだろうか。実はそれだけではないのだ。

 

「強くて勝てるだけじゃなく、スポーツを通して心身共にバランスのとれた人間を育て、そのような人々が4年に1回、世界中から集まる。そんな選手たちが約一か月、一緒に生活してお互いを理解し合って、平和な世界を作りましょうという平和運動の側面も含んでいます」(舛本先生) 

そう語るのは、首都大学東京でオリンピックについて研究している舛本直文先生。しかし近年オリンピックが儲かる大会になったことで負の側面も生まれていると言う。

 

「近 年までオリンピックは国が威信をかけて開催していたため赤字続きだった。それが1984年にアメリカの民間人ピーター・ユべロスという人がオリンピックは 儲かるということを示したんです。その方法というのはスポンサーを一業種一社にして競争入札させる。たとえばドリンクはコカコーラだけ、テレビはABCだ けとか。結果的に250億円の黒字が出た。その後、IOC(注)がこの方法を買い取ったんです」(同)

 このお金を出す企業のために、その国の人気競技の時間をアスリートのコンディションを無視して、ゴールデンタイムにテレビ放映するために変更するなどの負の面が生まれているのだ。オリンピックには光と影、両面があることを知っておいて欲しい。

注:International Olympic Committee 国際オリンピック委員会
(文=並木伸賢)

 

舛本 直文 プロフィール
首都大学東京 人間健康科学研究科 ヘルスプロモーションサイエンス学域 教授

画像出典
20070604_155730_P6040259/くーさん

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