【2012年秋号】人を惹き付ける声の秘密

2012年12月10日 記事の公開日時 9:30 pm

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【2012年秋号】人を惹き付ける声の秘密
 
 

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見た目以上に印象を左右する!?人を惹きつける声の秘密!!

美声マジック、あると思います

合コン、面接、プレゼン…大勢を前にして話す機会が多い大学生活で「自分の声が苦手…」と思っている人、意外と多いのでは?
天性のミラクルボイスには叶わなくとも、少しでも人を惹きつけるような声に近づくことはできないだろうか? そう考えたマグ捜査員(あがり症)は早速ボイストレーナーの齋藤匡章さんにお話を伺った。

 

「メラビアンの法則によれば、コミュニケーションを取る上で相手に与える印象は外見が55%、声が38%、残り7%が内容だそう。ここで重要なのは、外見は慣れるものですが、声はいつまでたっても慣れないということです」(齋藤章さん)

 

 なるほど、美人は3日で飽きるという言葉があるが、確かに良い声というものは何度聞いても良い声だと感じる。

 声の印象がそこまで強力であるとするならば、気になるのはやはり就活の面接である。声で好印象を残すためのコツというものはあるのだろうか?

 

「ペーシングといって、話す速さ、声の大きさ、抑揚、姿勢などをある程度相手に合わせる手法があります。また、腹式呼吸で横隔膜を下に下げた状態で話すことでより深く安定した声を出すことができます」(同)

 

 企業側が面接で見るのはその人の優秀さはもちろんだが、この人と働きたい!と思わせる企業との協調性も大事。ペーシング、早速活用してみよう。

 さて、この「声を相手に合わせる」というのは特殊な声質の職業の場合も同様で、デパートガールや車掌の話し方などは職場環境に合わせて作りだされるものらしい。たとえば、デパートガールの話し方などは地方出身者の訛りを隠すために作られたと言われている。対してリーダー等の役職にも声質は関係してくるのだろうか?

 

「これには面白い話があるのですが、集団のリーダーになる人は小さな集団では低い声の方が上手く行く。この低い声というのは威圧感があって、ある程度小さい集団の場合は上から押さえつけて強引にまとめる力が働くと場が上手くまとまるわけです。それに対して、民衆大衆レベルの大きな集団というのは威圧してもまとまらないので、カリスマ性が必要になります。で、カリスマ性というのは高音。威圧の低音、民主的な高音、カリスマの超高音があります。大ヒットする歌というのは、必ずすごい高音を入れるものなんですよ」(同)

 

 有名な例では、ヒットラーやアメリカ大統領の演説などがあげられる。話す相手によって無意識に声の調整ができるのがカリスマであろう。しかし、きちんと声の影響を理解し気を付けるだけでも、人を惹きつける声に近づくことは十分可能だとか。ローマは一日にしてならず。腹式呼吸とペーシング、ちょっとずつやってみよう…。

(文=舘脇沙苗)

プロフィール
齊藤 匡章 SAITO MASAAKI
言語戦略研究所所長。新潟大学人文学部、同大学院で心理言語学を研究。
現在、ビジネスと人間関係を成功させる発声法と言葉の活用法を研究するほか、ボイストレーナー志望者の指導にあたる。
参考HP 言語戦略研究所(http://wsi-net.org/

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