【2013年冬号】好きと脳には関係がある!?脳の性差に迫る!!

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2013年3月4日 記事の公開日時 8:00 pm

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【2013年冬号】好きと脳には関係がある!?脳の性差に迫る!!
 
 

脳にも性別の違いは存在した!

 脳、それは未だ完全には解明されていない人間の器官である。とはいえ脳にも性別の違いによって構造や働きの違いが存在するらしい。そこで、男女間の考え方の不一致を解消し、より良い恋愛をしたいマグ捜査員(彼氏いない歴=年齢)は、脳の性差について埼玉大学の塚原伸治先生にお話を伺った。

 

「脳には、間脳という場所が存在します。その中に視床下部というのがあって、そのまた中に前視床下部間質核という場所があります。例えば、日本があって埼玉県があってさらに浦和があるのと同じ。実はこの前視床下部間質核、男性の方が大きくて女性の方が小さいんです。この部分が大きい人は女性を好きになり、小さい人は男性を好きになるんです」(塚原先生)

 
 大きいから良い、小さいから悪いというわけではなく、二つのパターンを持った脳によって性別を区別し人を好きになっているらしい。同性愛もこの脳の構造の違いで説明することが可能だと塚原先生は語る。

 
「前視床下部間質核によって好きになる性別が決まると考えられています。実は、家畜化されたオスの羊の約8%って同性愛なんですよ。その羊たちの脳の中を調べた研究によれば、メスを好きになるオス羊のではヒトの前視床下部間質核によく似た脳の部分が大きいのに、同性愛のオス羊のその部分は小さくなっているんです。つまり、脳の構造の違いによって性指向性が変わってくるんです」(同)
 
 脳の構造によって同性愛が生まれてしまう可能性は、動物を使った実験によってすでに証明済みだ。

 

 では、男女がお互いを理解するにはどのような点を知っていると良いのだろうか。

「女性は細かな所を覚えていて、男性はあらすじを覚えている、という記憶の仕方の違いはありますね。喧嘩したときに女性が『あの時あなたはこう言った』と問い詰めても、男性は覚えていないことがあります。口では『わかった』とは言いつつも(笑)」(同)

 
 脳の機能によってものごとの理解の仕方が異なるのである。また女性の方がお喋り上手な一方で、男性はどちらかと言うと口下手な人の方が多いという違いもある。しかし、脳の構造だけが男女の理解に関わってくるわけではないようだ。

 
「人間としてのコミュニケーションの能力も必要だと思うんだよね。恋愛がうまくいくかどうかの一部分として、性は大事だと認識されている。だけど、人間としての成長の程度も含めて、個人それぞれのバックグラウンドも違うから、考え方や経験が異なる相手を慮る能力も必要なのではないでしょうか」(同)

 
異性を理解することはとても奥深く、難しいものだと感じる今日この頃。恋愛している皆さん。あるいは、恋愛したい皆さん。脳の構造を理解すればより良い恋愛が出来るかも?

 

プロフィール
塚原 伸治 TSUKAHARA Shinjio
埼玉大学理学部調節生理学研究室准教授。専門分野は、神経内分泌学。脳の性差が出来る仕組み、脳の性差に起因する生理機能などを調べるため、ネズミを使った研究を行なっている。

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