【2013年冬号】君のこと、食べちゃうぞ〜!? カニバリズムと食糧難の関係!!

2013年4月8日 記事の公開日時 8:00 pm

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【2013年冬号】君のこと、食べちゃうぞ〜!? カニバリズムと食糧難の関係!!
 
 

この記事はMAG!2013冬号に掲載されています。
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食人が無縁でなくなるそのときに…

 皆さんは人類の三大タブーをご存じだろうか。それは食人、親殺し、近親相姦だ。どれも普通に生活している限り関係ないものだろう。しかし、将来起こりうる食糧難と食人は無縁ではない!と考えたマグ捜査員はアングラなアジア情勢に詳しい鈴木傾城さんに食人についてお話を伺った。
 
 食人とは、文字通り人間が人間の肉を食べる行為のことであり、カニバリズム(cannibalism)とも呼ばれる。日本でも江戸時代の大飢饉の時、カニバリズムが起きた記録がある。
 
 気になるのは、第2次世界大戦後に食人が行われた例はあるのか、ということである。アジアにスポットを当て伺ってみた。

 

「戦後、アジアで食人の事例が報告されたのは、北朝鮮と中国です。中国は毛沢東の文化大革命の時代に3000万人以上が死んだとされ、その中で、人肉食が起きたことが記録されています。実は人肉食は非常に激しい飢饉に陥っても、そうめったに起きることはありません。しかし、中国では古来より人肉食が続いていて、今でも胎盤をスープで食べる胎盤食が行われているとも言われているため、人肉が食材になりやすいという文化があります」(鈴木さん)

 

 このような伝統的なバックグラウンドが中国でのカニバリズムに影響を与えおり、文化大革命時の10年間が明るみに出れば中国のカニバリズムは無視できなくなるのではないか、と鈴木さんは語る。
 
 北朝鮮では極度の貧困からカニバリズムがおこっているという。これは食糧難がカニバリズムを生んだ例だ。
 
 また、カンボジアのポルポト派のゲリラの一部が、人の肝臓を食べることで強くなれると信じ、それらを食べていたという。同じカニバリズムであっても動機が違うところは、興味深い事実である。
 
 爆発的な人口増加に伴う食糧危機が、いずれ我々に降り掛かってくるかもしれない。極限状態では、カニバリズムが生きるための手段となるかもしれない。鈴木さんは次のように考える。

 

「頭で考えるのと実際に危機に直面したときに取る行動は違うことも多いので、自分が極限状態に陥った時、どうするのかは何とも言えません。1日3食食べられる人にこの質問をした場合、99%の人は、自分は食べないと理性で答えるはずです。私もそう言います。しかし、本当に私たちが極限状態の中で、理性的にいられるのかどうかは…、誰にも分かりません。最後は私たちのひとりひとりの本能に委ねられます」(同)

 

 最後に決断するのは自分だ。しかし、人の決断は周囲の環境や状況に大きく影響を受ける。我々が真剣に時は考えねばならない時は来た。極限状態になった時にどうするか…。人類のサバイバルはもう始まっている。

(文=玉田宗一郎)

プロフィール
鈴木傾城 SUZUKI KEISEI
詳細な経歴などは非公開。
月間約120万ビューのブログ「ダークネス」、そして半会員制のブログ「ブラックアジア」を主催している.
鋭い切り口で社会の暗部に踏み込んでいく。

http://www.bllackz.com

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