【2013春号】宙を舞うスポーツ、セパタクローに迫る!!

2013年7月18日 記事の公開日時 7:00 pm

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【2013春号】宙を舞うスポーツ、セパタクローに迫る!!
 
 

セパタクローって何!?

皆さんは、セパタクローをご存知だろうか。

セパタクローとは東南アジア発祥のスポーツで、セパはマレー語で「蹴る」、タクローはタイ語で「ボール」を意味している。巷では「手を使わないバレー」と呼ばれているセパタクローだが、一体どのような競技なのだろうか…。興味を持ったマグ捜査員(運動不足)は、セパタクロー女子日本代表の奥千春選手にお話を伺った。

 さて、そもそも選手たちは、どういったきっかけでセパタクローに出会ったのだろうか。

「高校までは他の部活に入っていて大学から始めるという子が多いですね。男の子だとサッカー、女の子もいろいろですけどバレーボールは比較的多いです」(奥千春選手)

 競技は2人対2人や3人対3人の3ラリー制。ネットとコートはバドミントンと同じものを使う。
3タッチ返すことはバレーと同じだが、同じ人が続けてボールに触ることもできる。「手を使わないバレー」と呼ばれているように、もちろん手は使用しない。ちなみに奥選手自身もバレーボールの経験者で、セパタクローを始めたのは大学から。そんな奥選手にセパタクローの見どころを聞いた。

「セパタクローは派手なアタックがどうしても注目されちゃうんだけど、実はトサー(トスを上げる人)の役割もすごく大事で、トサーがうまいチームは強い。だからトサーの働きを見てほしい。知っている人はそこに注目して…。でも私はアタッカーだからアタックを見てほしいかな(笑)」(同)

 レシーブをする人は、レシーバー、トスを上げるのはトサー、アタックを打つ人はアタッカーと呼ばれる。現在は快活に答える奥選手は試合で「緊張しない」と言うが、昔は緊張をしていたと言う。高校時代のバレー部の試合の時、ミスをして萎縮してしまうことが重なったときに先生にかけられた言葉から緊張はなくなった。

「『カッコつけてんじゃねえ』と言われて。『別にカッコつけてないけど!』と思ったんだけど、『緊張するのはミスって周りにこう思われたら嫌だってことがあるからだ』と。その言葉に妙に納得しちゃいましたね。確かにミスったら嫌だし、そう思われたら周りの前で嫌だなって気持ちはあったなって。そういう風に考えるようになったら、緊張しなくなりました」(同)

 日本の選手が「やっと伸びてきた」と語る奥選手。強豪国はタイ、ベトナムなど、東南アジアに集中しているが、近年は日本もメダルに手が届くようになってきた。試合で緊張はしない、わくわくする気持ちを持っているという奥選手。その勝負強さで是非とも日本を金メダルへ導いてほしい。

 
(文=高橋あずさ)

 

プロフィール

奥 千春 OKU Chiharu
くにたちキャッツアイセパタクロークラブ所属。日本体育大学でセパタクローに出会い、競技を始めて2年で日本代表に選ばれる。1997年から現在に至るまで日本代表として活躍中。

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