【2013春号】すでにもう浸透している!?「アップルオワコン説」の真相とは!!

2013年9月26日 記事の公開日時 7:00 pm

0

このエントリをはてなブックマークに追加

Pocket
【2013春号】すでにもう浸透している!?「アップルオワコン説」の真相とは!!
 
 

この記事はMAG!2013春号に掲載されています。
詳しくはこちらをご覧下さい。

近年のアップルは古参ユーザーを軽視?

現在、最もポピュラーなスマートフォンと言えば、Apple社の「iPhone」であると言われている。この冊子の読者の中にも日々の生活で手放せない人も少なくないだろう。

しかし、最新機種である「iPhone5」(以下「5」)の需要が予想を下回り、当初の発注計画を削減するなどその人気に翳りが見え始めていると指摘する声がネット上で数多く聞かれている。そこで、マグ捜査員(Androidユーザー)は、その背景を探るべく日本の携帯電話業界を黎明期からウォッチし続けている木暮祐一先生にお話を伺って来た。

 

「5も完成度の高いスマートフォンではあると思いますが、一部のユーザーからは一世代前のiPhone4Sの方が、画面の大きさや握りやすさなどの点で、完成度が高かったという声が聞かれているのも確かです。また、Appleが独自に開発した地図アプリの失敗もiPhoneの将来が不安視されている原因の一つだと思います。Googleの地図アプリ市場の独占を阻止しようとしたAppleの姿勢は評価出来ますけどね」(木暮祐一先生)

 

Googleの地図アプリは膨大なデータの蓄積量や各国の現地人スタッフが編集する体制で成り立っているが、これらはApple一社でできるものではないそうだ。

また、小暮先生は「5」から新たに採用されたコネクタにも問題があったと指摘する。

 

「『5』発表まで、事前のアナウンスをせずに10年間変わることのなかったコネクタの形状をいきなり変更したことは、アクセサリーメーカーとユーザーの双方を裏切った形になってしまったと思います」(同)

 

iPhoneは年に1機種、しかも「5」以前は規格が同じものが発売されていたため、カバーを筆頭に多種多様な関連商品が発売されていた。
そして、その関連商品を選ぶのが楽しくて、またiPhoneが売れるという良い循環があった。だが、規格の変更という形で「5」はその循環を断ち切ってしまったわけだ。

では、iPhoneが他のスマートフォンに市場の主役を明け渡すことなく、スマートフォン業界に君臨し続けることはできるのであろうか。

 

「iPhoneは情報機器に慣れていない人でも簡単に扱える使いやすさを持っています。それを活かして、今までインターネットに縁のなかった新興国や発展途上国の市場にモデルチェンジ前の安価な古い機種で進出すれば、これからも一定のシェアを保っていけると思います」(同)

 

日本においてもスマートフォン普及の起爆剤になったのはiPhoneであった。その日本の成功事例をを海外においても再現させて、世界を驚かせることができるだろうか。まだまだiPhoneの展開から目が離せなさそうだ。
(文=木皿賢人)

プロフィール
小暮祐一 KOGURE YUICHI
消費者視点からモバイル関連業界やサービスの動向の解説をこなす傍ら、大学でケータイに関連する講義を担当している。

関連記事


 
▲一番上に戻る