【2013春号】もしも日本がなくなったら!?

2013年9月22日 記事の公開日時 7:00 pm

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【2013春号】もしも日本がなくなったら!?
 
 

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失ってみて気付くこと…

みなさんご存知の通り、日本はGDP(国内総生産)が米国、中国に次ぎ、世界第三位の経済大国である。

そんな日本が無くなったら世界はどうなるんだろう、と考えたマグ捜査員(日本が消えたら多分一緒に消えてる)は、国際貿易に詳しい学習院大学の椋寛教授にお話を伺った。

 

「日本がなくなると、日本に輸出する国の多くがネガティブな影響を受けて不況になるでしょう。例えばそれで米国が不況になったとすると、今度は米国に依存していた国が不況になっていきます。そうやって色んな国に不況が波及していく可能性があります」(椋寛教授)

 

椋教授によると、最終的に日本発の不況はリーマンショックを上回るかもしれないとのこと。日本が無くなる弊害は他にもある。

 

「日本は完成品というより、部品を輸出しています。もし部品が無くなったら、日本で作るものが足りなくなるだけでなく、外国で作るものも作れなくなってしまう可能性があるわけです」(同)

 

実際に東日本大震災では、日本だけでなく外国製の自動車の生産が減っている。
日本がなくなると、生産者という立場だけでなく、消費者という立場でも他国に与える影響があると椋教授は言う。

 

「世界で10番目に人口のある日本がなくなれば、それだけの消費者がいなくなるわけです。日本の輸入額に占めるエネルギー関連の商品は25%以上。もしもこの消費者がいなくなれば、原油価格は下落しますね」(同)

 

産油国にとっては悲惨かもしれないが、他の国にとってはありがたい話だ。

「どこかの国がなくなったら何が起こるんだろう」と考えることによってその国の重要度や日本との関わりを知ることができる。
みなさんも一度考えてみては?
(文=宮田真帆)

プロフィール
椋寛 MUKUNOKI HIROSHI
学習院大学経済学部教授。
研究分野は国際貿易論、特に特恵貿易協定や直接投資政策などの通商政策に関する分析を行っている。

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