【2013秋号】ロマンティックな恋がしたい!! 一目惚れなんてほんとにあるの!?

2014年2月23日 記事の公開日時 9:00 pm

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【2013秋号】ロマンティックな恋がしたい!! 一目惚れなんてほんとにあるの!?
 
 

この記事はMAG!2013秋号に掲載されています。
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一目惚れを科学する!

「ハンカチ落としましたよ。」「ありがとうございます。」「「あ…」」。そんな、誰しもが「あり得ない」と言ってしまうような一目惚れの出会いに夢を膨らませたことのある人も多いのではないだろうか。そこで、一目惚れというのは現実で起きうるものなのか調査すべく、マグ捜査員(花より団子)は、恋愛心理の権威、追手門学院大学の金政祐司准教授にお話を伺った。

 「一目惚れは起きるということは様々な研究から明らかになっています。男性は女性よりも外見的魅力を重視する傾向があり、そう考えるとやはり男性の方が一目惚れをしやすいといえるかもしれません。ただ、最近の研究では、女性は匂いで恋をするという論文もあります。近い遺伝子同士が結合すると多様性がなくなるので、匂いで自分とは異なる遺伝子を持っているかどうかかぎ分け、自分と遺伝的に異なる相手を捜し当てるのだそうです。女性が匂いによって一瞬で恋に落ちることも無いわけではありません」(金政祐司准教授)

だれにでも一目惚れをしてしまう、もしくはされてしまう可能性はあるということだ。

 「一目惚れにおいて外見的魅力というのはかなり強力な規定因です。俳優や女優を見て、会ったこともないのに『明るくて、やさしい性格の人に違いない』と思ったことはないでしょうか。私たちは、その相手がある望ましい特徴をもっていると、その評価を相手の全体的な評価にまで広げてしまいやすいのです。これをハロー効果と言います」(同)

私たちは見た目がいい人について、実際の性格にかかわらず、その外見的な魅力から性格がいいといった内面部分まで勝手に読み取ってしまうのである。やはり美人やイケメンは得ということか…。

錯誤帰属というのも一目惚れの説明としては可能です。錯誤帰属とは、ある行動や現象の原因を推論するときに、本当の原因ではない別の事柄が、その原因であると誤って判断してしまうことで、代表的なものとしては吊り橋効果が挙げられます。普通は、恋する相手がそばにいるからドキドキするものですが、運動直後や緊張によって心拍数が上がりドキドキしていると、そばにいる相手に恋してしまうこともあるんです」(同)

心臓のドキドキを恋心と勘違いしてしまうなんて、人間って単純かも。金政准教授によればジェットコースターやお化け屋敷などスリルや恐怖を味わえるアトラクションが多く、生理的にドキドキしやすい遊園地は、親密ではないふたりがデートする場所としてはおすすめで、一目惚れスポットでもあるとか。
驚くべきことに、実際の調査で、一目惚れの出会いから始まり、結婚まで至ったカップルの方が離婚率が低いということが分かっている。「ビビっときた」などとよく言うが運命的な出会いは、確かに直感で感じるものなのかもしれない。これはもう、ハンカチ片手に運命の人を探す旅に出るしか…ない!
(文=小山田悠加)

金政 祐司 (KANEMASA YUJI)
追手門学院大学 心理学部 心理学科 准教授
パーソナリティの観点からの親密な関係についての研究が専門。『史上最強図解よくわかる恋愛心理学』『男と女の対人心理学』など、 恋愛心理学に関する著書を多数執筆。

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