おいしいコーヒーを飲みたい!! 自分好みのコーヒー選びとは!?

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2014年11月4日 記事の公開日時 11:23 pm

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おいしいコーヒーを飲みたい!! 自分好みのコーヒー選びとは!?
 
 

この記事は2014春号に掲載されています。
詳しくはこちらをご覧ください。

香りと味へのこだわり

近年、日本ではコーヒーがブームになっている。コーヒーチェーン店が全国的に展開し、ハンバーガーショップやコンビニなどでもコーヒーが提供されるといったように、以前に比べ日常的に飲まれるようになっている。そこで、コーヒーに詳しくなりたいとブルジョアを夢見るマグ捜査員(コーヒー苦手)は、東京大学東洋文化研究所でコーヒーについて研究されている池本幸生先生にお話を伺った。

 まず、コーヒーに使われている豆の種類にはどのようなものがあるのだろうか。

「コーヒー豆は大きく分けるとアラビカとロブスタという2種類に分かれます。インスタントコーヒーなどの、苦みの強いコーヒーにはロブスタが使われています」(池本幸生先生)

ちなみに、コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる赤道付近の途上国で主に生産されている。また、年々コーヒーの消費は世界的に増加傾向にある。00年代初頭に、コーヒーの値段が大暴落した「コーヒー危機」からも分かるように、コーヒーは今や世界規模で大きな市場を形成しているのだ。

さて、日本でもたくさんの種類のコーヒーが流通しているが、一体どのようなコーヒーがおいしいのだろうか。おいしいコーヒーとそうでないものとの区別の仕方を伺った。

「コーヒーにミルクを入れて飲んでいる限り、コーヒー本来の味の区別はつきません。何も加えずに飲んだ時に初めてその良さが分かってきます。おいしいコーヒーは、単に淹れた時だけでなく、飲み終えた後まで良い香りがカップに残っています。また、本当に味の差が出るのは浅煎りのコーヒーです。焙煎が浅いコーヒーには良質な豆が使われている場合が多い」(同)

 浅煎りのコーヒーは少し酸味が強くなるのに対し、深煎りのコーヒーは苦みが強くなる。また、コーヒーは、個人間での好みの違いに加え、国単位でも好まれる酸味や苦みの傾向が違う。国や文化によっても味の違いを楽しめるとのこと。しかし、コーヒーをより楽しむには、やはり自分好みのコーヒーを見つけることが一番だと先生は言う。

 では、先生はどのようにして良いコーヒーを見分けるのだろうか。コーヒー選びのこだわりを聞いた。

「生の豆を売っているところで、選んだ豆を目の前で焙煎してもらうことです。焙煎した後では良質な豆とそうでない豆の区別が分からなくなってしまうのです。だから、小さな焙煎コーヒー店でも生の豆を置いているところで探すのがいいと思います」(同)

どこまでこだわるかは人それぞれだが、現代は日本国内での生産が難しいコーヒーでも、こだわることができる時代なのだ。

 これから、コーヒーがさらにアツくなることは必至だ。自分だけのコーヒーの味を見つけ出すことができれば、そのアツさの波に乗れることは間違いないだろう。

(文=藤田慧)

 

 

プロフィール:

池本幸生(IKEMOTO YUKIO)

東京大学東洋文化研究所教授。専門は アマルティア・センのケイパビリティ・アプローチを応用した発展途上国の貧困問題、日本の不平等問題についての研究。コーヒーについての造詣も深い。

主な著書に『アジアの開発と貧困』(共著)、翻訳書に『正義のアイデア』、『不平等の再検討』、『格差社会の衝撃』などがある。

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