「負け癖」の自分にサヨウナラ!負け癖の正体、克服法とは?

2014年11月7日 記事の公開日時 6:00 pm

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「負け癖」の自分にサヨウナラ!負け癖の正体、克服法とは?
 
 

この記事は2014春号に掲載されています。
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裏ワザはあるのか!?

 重要な場面で勝てない。練習では上手くやれるけど本番には弱い。勝てない。結果が出せない…etc。スポーツにおいても、日常生活においても僕たちに「負け癖」は存在する。なぜ勝ち続けられる人と負け続ける人がいるのだろう。そして、僕たちは負け続けるグループ(負け組)から抜け出せられないのだろう。その正体と解決法を求め、マグ捜査員(負け組人生一直線)はスポーツ心理学を専門とする高妻容一先生にお話を伺った。

「スポーツ心理学的観点から言うと、負け癖は一種のイメージだと思って下さい。例えば,
スポーツであれば試合に負ける、日常生活においては彼氏彼女に振られるみたいなネガティブなイメージが頭に固執してしまうのです」(高妻容一先生)
 
このネガティブなイメージが連鎖的に大きくなり、抜け出すことができなくなると僕たちの言う「負け癖」がついてしまうと高妻教授は補足する。

 しかし僕たちは、「ここで頑張らないといつまでたっても勝てない! 抜け出せない!」と自覚していても、なかなかできずにまた挫折してしまう。これもネガティブイメージに縛られているからなのか。

「それは、ネガティブイメージ云々というより、習慣化できていないからです。誰もが何をすればいいか分かっているのに行動に移せない理由は、考え方を行動に移すためのトレーニングができていないからと僕らは考えています」(同)

 バスケットの選手が毎日何百本ものシュート練習をしたり、野球選手が毎日素振りをしたりするのと同じように、勝ち続けられる人は、行動を自動化(習慣化)することで、身体に行動にすぐ移せるような癖をつけているのだ。

「そもそも経験から養われたイメージがないから何もできないんです。イメージができていると何をすればいいか分かる。習慣化から得られるイメージによって、失敗してもまた盛り返せるし、『失敗したけど次はここでこうすれば大丈夫』と応用的に動ける。トップレベルのスポーツ選手はイメージトレーニングを通した、『勝てる技術』を持っているわけです」(同)

 スポーツ選手が丹念に時間をかけてイメージトレーニングを真剣に行う理由はここにある。イメージとは、目標を立てるということ。そこに対してプランを立て、何回も繰り返す。僕たちが昔から言われている「予習復習」をすることこそが、負け癖を根本的に克服する方法だと高妻教授は言う。そして、それは誰もが分かっていることで、できる人とできない人がいることも。

「イメージを即効的に変える魔法はありません。コツコツと積み上げていくことしかないんです。本気で自分を変えたいと考える人は、是非『メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会』という誰もが自由に参加できる研究会に来てほしい(笑)」(同)

 千里の道も一歩から。人生には裏ワザがないのである。
(文=圓谷英明)

高妻容一(KOUDUMA YOUICHI)
東海大学スポーツ学科教授。スポーツにおけるメンタルトレーニングの第一人者として、多くのアスリートを指導する。主な著書に『基礎から学ぶ!メンタルトレーニング』(ベースボールマガジン社)『結果を出す人のこころの習慣』(サンマーク出版)。

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