これからの就活を勝ち抜くために!個人に求められるのはポテンシャル?

2014年11月14日 記事の公開日時 3:40 pm

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これからの就活を勝ち抜くために!個人に求められるのはポテンシャル?
 
 

この記事は2014春号に掲載されています。

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僕らは一体どうすれば…

 就活。その言葉に苦しめられている学生は数知れない。みなが一様に黒髪で、リクルートスーツという鎧を身に纏っている姿は勇ましくも、どこか不安気な表情を隠しきれていない。ESや自己分析など就活について何も知らないマグ捜査員(地元就職希望)は、大学ジャーナリスト石渡嶺司さんにお話を伺った。

「企業が新卒者に求めているものは可能性です。この学生がうちに入社したら、こういう働き方をしてくれそう、一緒に働いて楽しそう。あるいは、会社の規模を大きくするには、このタイプが必要そうだという可能性。そして、あくまでも可能性なので、かなりギャンブル的な要素が高いわけです」(石渡嶺司さん)

 採用担当者が求めているものは自分の会社に合うかどうか。石渡さん曰く、即戦力を求められるのは中途採用者であり、新卒者は必要な資格がある場合、内定を出した後に勉強して取るように言われることもあるそうだ。では、その可能性を見出されるために、私たちは大学時代をどう過ごせばいいのだろうか。

「資格にこだわるよりは、学生生活にこだわった方が良いと思います。学生生活と大学の勉強。全ての企業ではありませんが、適性検査で数学を解かせたり、文章を書かせたりする所もありますし、そうでない企業もそういう部分を結構見ています。しかし、別に大学の勉強を一生懸命やったから有利とかではなく結果論として有利ということです」(同)

 大学に入ってから、読み書きする習慣のなかった学生が、突然就活だから書けと言われたところで簡単にできるわけがない。学生生活の小さな積み重ねが後に自分の首を絞めることにも助けることにもなるようだ。ところで、現三年生から就活の後ろ倒しが開始されるが、これによって何が変わるのだろうか。

「大きなデメリットは、スケジュールが読みづらいということです。全部の企業が後ろ倒しするのであればいいのですが、別に法律で決まった話ではありません。あくまでも経団連の取り組みなので、仮にこれを破ったからといって何か罰則があるわけではありません。罰則がないのだったら別に守んなくても良いよねっていう企業は山ほど出るわけです。だから、学生は三年生の夏休み、遅くとも秋冬あたりには、インターンなど例年通りに動かないと間に合わない。3月まで特に何もしないままでボサっとしていると、結構ひどい目に合うと思います」(同)

 就活の開始が遅くなるからと言ってゆとりができるわけではない。むしろ、短期決戦へと変わり就活が失敗した時の挽回期間が短くなってしまうそうだ。

 就活失敗=負け組というわけでは決してない。むしろ希望する企業とは別の所で面白さを発見するかもしれない。後悔のない就活。苦しんでいる就活生全員がそうなるように祈るばかりである。

(文=小池花苗)

石渡嶺司(ISHIWATARI REIJI)
ライター、大学ジャーナリスト。
『就活のコノヤロー』、『就活のバカヤロー』(共著)など、就活や大学に関する著作を数多く執筆。

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