【2014秋号】違いは次元だけじゃない!? ゲームと現実の恋愛の差に迫る!!

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2015年2月15日 記事の公開日時 5:00 pm

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【2014秋号】違いは次元だけじゃない!? ゲームと現実の恋愛の差に迫る!!
 
 

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目指せリアル恋愛マスター!!

 『ギャルゲー』、それは主人公である男性が様々な女性キャラたちを次々に攻略していくゲームのことである。相手との会話でどの選択肢を選ぶかによって好感度が上下する…現実の会話と何ら変わる点はない。では、ゲームと現実の恋愛の違いは何か。疑問に思ったマグ捜査員(ゲーマー歴長め)は、立正大学の川名好裕先生にお話を伺った。

「恋愛シュミレーションゲームが社会に浸透していったら、今後の恋愛の価値観も変わってくるでしょう。ゲームのキャラクターに恋するという話もよくあります。そういったキャラクターは理想像として捉えられるのですが、現実にはその理想を満たす人はいませんよね。非現実的な恋をするんです」(川名好裕先生)

 ゲームの影響により、これからは恋愛に高い理想を持つ人がどんどん増えてしまうのかもしれない。非現実的といえば、ギャルゲーにはよく出てくるキャラクターとしてツンデレキャラがいるが、現実では魅力的なのだろうか。

「そもそも、容姿・外見が整っている方が恋愛関係では圧倒的に有利です。外見的に魅力のある女性が、初めの方はそっけないというのは、男性にとってチャレンジなんですよ。簡単に手に入る女性よりも、自分が努力してやっと手に入った女性の方が価値が上がります。心理学の実験でも、初めは冷たいけれど後から優しくなると相手の女性に対する好感度が一番高くなるという結果があります。すぐに優しくするのではなく、徐々に優しさを見せていくのが効果的ですね」(同)

 しかし、先生曰く冷たくしすぎても男性は冷めてしまうとのこと。恋愛はやはり難しい。では、恋の駆け引きが苦手な人が現実の恋愛でも好感度を上げるためには、一体どうすればいいのだろうか。

「好感度はゲームのように会った回数で決定するわけではありません。会話やそれ以外の部分で相手が自分にどれくらい好意を持っているか、自分が相手をどれくらい好きかというのは大体分かるんです。だから言葉にしなくても、一緒に生活することによって、二人の相性やどの程度お互い好きかというのが直感で分かります。非言語的な情報で好感度は決まるんです。例えば表情一つ、姿勢一つで相手が自分のことを好きかどうかすぐ分かる。時間の長さより相性が重要です。短い時間付き合っただけでも相手のことは80%から90%くらい分かりますから」(同)

 ゲームの恋愛は全てスクリプトなので、非言語的な情報は伝わらない。現実の恋愛の醍醐味はこの点にありそうだ。ちなみに川名先生によると、好感度を上げるには一緒に登校するよりも下校する方が効果的らしい。登校中だと常に始業時間について考えているからだそう。大学生は単位がかかっているのでより切実な問題である。もしデートに誘うなら帰り際を狙おう!

(文=村田千尋)

川名好裕(KAWANA YOSHIHIRO)
立正大学心理学部対人・社会心理学科教授。専門は魅力心理学・恋愛心理学。特に異性に感じる魅力やコミュニケーションについて造詣が深い。著書に「恋愛の俗説は8割ホント。」(河出書房新社)、「対人魅力と対人欲求の心理(対人社会心理学重要研究集)」(誠信書房)など。

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