壁を乗り越え、強くなれ!! 巷で噂の移動術、パルクールに迫る!

キーワード:  , ,

2015年3月2日 記事の公開日時 5:30 pm

0

このエントリをはてなブックマークに追加

Pocket
壁を乗り越え、強くなれ!! 巷で噂の移動術、パルクールに迫る!
 
 

この記事は2014秋号に掲載されています。
詳しくはこちらをご覧ください。

体を鍛えて、人生の壁も乗り越えろ

 最近多くのメディアに取り上げられているパルクール。パルクールとは、走る・跳ぶ・登るなどの移動動作を駆使して、屋根から屋根へと飛び回り、前転やバク転をキメるというスポーツだ。見ていると、つい真似をしたくなってしまうが、パルクールの実態はどのようなものなのだろうか…。そのことに興味を持ったマグ捜査員(運動神経は並み)はTOKYO PARKOUR ACADEMYでコーチをしている佐藤さんにお話を伺った。

 まず、パルクールとはそもそもどのようなスポーツなのだろうか。

「パルクールは、言わばトレーニングメソッド。あくまで体と心を鍛える方法なんです。身の回りの環境を使って、自由に体を動かせるようになることもパルクールの大事な面なのですが、自分の中の問題を乗り越える、精神的な面を特に重視しています。なので、簡単に言えば道の精神が含まれているんです。自分と向き合い、自分の中に欠点を見つけて、それを克服していくプロセスがパルクールです」(佐藤さん)

 パルクールは、約30年ほど前に軍隊のトレーニング要素と子どもの遊びが混ざり合って生まれたとのこと。パルクールは、自由に動かす身体の動きと、困難を乗り越える強い精神が合わさって本当のパルクールとなる。だが、メディアでは前者のみが取り上げられ、それのみが一人歩きしている状態だと佐藤さんは言う。

「パルクールは、個人で始めるには情報が足りなさ過ぎて、表面的な真似だけになってしまいがちです。それでは、大きなけがにも繋がりかねません。ですので、メディアから得た情報だけでなく、実際に僕たちが開催しているような練習会に参加してもらい、実際に対話して、パルクールの核心的な部分を追い求めてほしいですね」(同)

 練習会は日曜2回と平日1回で月に3回、都内の公園で開催されているそうだ。しかし、日本においては未だに発展途上の段階にあるパルクール。他国ではどのような広がりを見せていくのであろうか。

「ヨーロッパでは、パルクールは非常に進んでいます。特にデンマークでは、国の理念をパルクールが満たしており、国がパルクール団体に資金を援助しています。その援助によりできた、パルクールパークというものが、街の至るところにあるんです。パルクールパークには、使い方が分からない遊具がたくさんあり、子どもはそれで自由に遊べるし、大人はパルクールを楽しめる。パークでの活動を通して、発想力や想像力が自然と鍛えらます。こういう鍛錬は個性を身に付けることと同じなんですよね。パルクールはそれを掘り出す方法でもあります。日本でもこのようなパークがいつかできるかもしれませんね」(同)

 すぐ諦めてしまう、そういう弱い自分を押しのけて最後までやり抜く強さ。そういう強さを鍛え、個性として身につけていくのがパルクールなのだ。若者の運動不足が問題となっている現在、弱い自分を押しのけて、パルクールを始めてみてはいかがだろうか。

(文=石原裕次郎)

佐藤 惇(SATO JUN)
SENDAI X TRAIN(仙台エクストレイン)コーチ 。TOKYO PARKOUR ACADEMYコーチ。現 PKTK commnunity代表メンバー。SUBARU XV×ACTIVE STYLEに出演。 その他多くのメディアに出演しており、PARKOURを通じて、現代に失われた力を取り戻すことを理念においている。

関連記事


 
▲一番上に戻る