「不動産学」ってなに? 謎の不動産学部に迫る!!

2015年5月28日 記事の公開日時 4:30 pm

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「不動産学」ってなに? 謎の不動産学部に迫る!!
 
 

不動産といえば、家や土地の売買など漠然としたイメージを持つばかりで、よく理解できていない大学生は多いのではないだろうか。しかし、日本の大学には不動産学部という聞きなれない学部がある。また、最近、新しい高層ビルの建設、それによる都市の再開発が進んでおり、そのため、不動産部門を拡大している企業も少なくない。このように不動産が身近になってきているといえる。私たちは不動産とどのように関わっているのだろう。今回マグ捜査員は、ヤフーオーサーである矢萩さんと共に日本で唯一、不動産学部がある明海大学・周藤先生にお話を伺った。

「不動産学」、また「不動産学部」とは何か?

 まず、不動産とは木なども含めた土地と建物を指す言葉で、不動産学は不動産に関するいろいろな学問を体系化する学問です。不動産には様々な学問が関わりあっているため、不動産学という単一の学問はないともいえます。不動産は実際のビジネスとも関係しており、特に現実ときわめて近い学問、「実学」といえるのです。(周藤先生)

なるほど、一口に不動産といってもその中には土地の建て方や建築に関する法律、住宅ローンなどの金融など様々な学問が関係してくる。

不動産は実学ということだが、実際にはどのように学生の私たちの普段の生活に関わっているのだろか。不動産学の一例として、矢萩さんが身近な地名に関する興味深い話をしてくださった。なんでも、昔は悪い響きだった地名が後世になって良い響きの名前に変えられ、様々な社会影響を及ぼしたのだとか。

 現在、新田間川と呼ばれている近辺の地域は江戸時代に「芝生町(しぼうちょう)」と呼ばれていて、音が悪かったからか地価もやけに安かったんです。しかし、明治期になり近くに浅間(せんげん)神社があったので、浅間町という名前に変えられました。

現在の地名は明治以降につけられた名前が多く、その時に響きの悪い地名は変わっていったそうだ。
他にも、こち亀の両さんで有名な葛飾区・亀有。昔は亀梨または亀無と呼ばれていたが、「なし」という言葉が否定的で縁起の悪い響きのため、後に亀有に変えられたそうだ。

このように名前が変えられた地名は少なくない。自分の住んでいる地名の由来について、そして、もしその地名が変わっていたなら、なぜ変えられたのかということについて調べてみるとその土地の歴史が見えてくる。

周藤先生は、このように純粋な学問としてだけでなく、学生自らのキャリアにも大きく関係するものだからこそ、今学ぶ必要があるという。

不動産を学生のうちに学ぶ意義とは?

 不動産を学ぶというのは中々大変です。しかし、学生のうちは比較的時間に余裕があるのでぜひ学んでほしいと思います。就職に関係するところで、建設会社などの不動産専門会社だけでなく銀行や大手企業などにも不動産部門はありますから。
また、近年起こった自然災害を受けて、土地が災害に対してどんな脆弱性を持っているかを把握することは非常に大切になってきています。そのような災害に備えるという点においては、学生でなくても不動産を学んでおくことには意義があると思います。

確かにあまり意識されていないだけで、不動産は私たち学生にとっても、ビジネスの世界でも身近なものである。そして、災害大国の日本だからこそ、これから起こる災害に備えるため不動産を学んでおくことは必要だろう。

学生が不動産をもっと身近に学ぶにはどうすればいいのか?

 まず自分の生き方や将来設計を決めるのがいいでしょう。そして、それに合うレベルの暮らし方、住まい方を決めていく。そうして自分の住宅すごろく(就職後、もしくは結婚後にアパートを借りる→貯金が貯まると広めのアパートを買う→郊外の一戸建てを買うなど、住宅の住み替えに関する人生すごろく)を自分で決めて、それに従い興味のあることを考え、学んでいく。そうすることでどういう不動産の知識が必要なのか、どういう専門家に聞けばいいのか、などと不動産を探究していくことが可能です。そのようにして、不動産をぜひ学んでいただきたいです。

なんとなく「お堅い」イメージのある不動産を最初から学ぼうという気にはなかなかなれないだろう。しかし、自分の興味のあることや将来設計に関係する「不動産」について考えていけばより楽しく、そして積極的に不動産について学んでいくことができるのではないだろうか。

インタビューを終えて

不動産というとなんとなくお堅いイメージを持ち、ぼんやりとした知識しか持ち合わせていなかったマグ捜査員だったが、今回周藤先生へのインタビューを通して、改めて不動産について学んでいくことの重要性や今まで知らなかった不動産業界について深く知ることができた。特に、不動産は法律や街づくりなど、多岐に渡り、社会に根ざした役に立つ分野であるという考え方が非常に新鮮だと感じた。

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